チームは11試合連続で負けなしを継続中。「自分が(先発で)出なかったからかもしれない」と自虐気味に笑わせた
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◆鹿島FWチャヴリッチ エース不在の30日神戸戦で先発有力 欧州選手権断念も「後悔は全くない」(スポニチ)
鹿島は28日、神戸戦(30日、ノエスタ)に向けて鹿嶋市内で調整した。累積警告で出場停止のエースFW鈴木優磨(28)に代わり、戦術練習はFWチャヴリッチ(30)が1トップの位置に入った。
先発なら4月20日の鳥栖戦以来リーグ戦12試合ぶり。攻撃の切り札としての起用が続いているが「コンディションは悪くない。鈴木選手がチームにとってどれだけ大事かというのは毎試合が証明している。自分もベストを尽くしたい」と気持ちを高めた。チームは11試合連続で負けなしを継続中。「自分が(先発で)出なかったからかもしれない」と自虐気味に笑わせたが、「いい方向性に向かっている。どの試合も勝ち点3を狙いにいくし、戦い方の共通理解をしているので、それをピッチで体現できれば結果はついてくる」と言葉に力を込めた。
今季、クラブ初の欧州出身選手として加入した。3月は鹿島での活動に集中するため、スロバキア代表の招集を辞退。それに伴いドイツで開催中の欧州選手権出場の道も途絶えたが、「招集を断ったことに関しては後悔は全くない」ときっぱり言う。
「スタート(先発)で出る機会は少ないけれど、より早く日本に慣れるという意味でも、自分が下した決断がこの先々で大きなプラスをもたらしてくれると信じている」。覚悟のシーズンを送るストライカーが、エース不在の上位対決で真価を証明する。