鹿島の大卒ルーキーDF濃野公人(22)が13日に取材対応し、主将のMF柴崎岳(32)から吸収する考えを示した。
天皇杯2回戦のJ3奈良戦から一夜明け。5月に戦列復帰した柴崎とプレーする機会は徐々に増え、奈良戦で初めて同時先発した。「やっぱり(ボールが)出てくるなというのは受け手として感じる」と一流のパスに舌を巻く一方で、「逆に岳君の世界に自分が入り切れていないと感じるところもあった」。練習中は想像を超えるパスに反応できない場面もあったといい、「まさか(ボールが)来ると思わずトラップできなくて、首をかしげられた」と苦笑い。「首をかしげられないように頑張ります」とさらなるレベルアップを期した。
サイドバックながら、96年柳沢敦のクラブ新人記録に並ぶ5得点を既にマーク。加速し続けているルーキーは、さらに“アクセル”を踏む。約1週間前に運転免許を取得し、念願の車を購入したことを明かした。これまでは寮からクラブハウスまでチームメートの車に同乗。練習終わりに教習所に通う慌ただしい日々から解放された。「自分が帰りたいときに帰れる。パフォーマンスも上げていきたい」と笑顔いっぱいだ。
次戦は16日のホーム新潟戦。今季最長の5連勝に向け「リーグも天皇杯もいい形で来ている。しっかり継続して、もっといいものを見せられる試合にしたい」と意気込んだ。
◆鹿島DF濃野公人「首をかしげられないように…」柴崎岳のパスから吸収を(スポニチ)