同市の昨年度のふるさと納税額は1億5160万6787円で、2022年度に比べ約30%増えたものの、目標の2億円には届かなかった。要因の一つとして、同室は「鹿嶋ならではの返礼品が少ない」と分析。納税額を増やすにはアントラーズとの一層の協力関係強化は欠かせないと判断、独自の返礼品開発に力を入れ始めた。
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◆返礼品、J1鹿島グッズ増 3品→19品 鹿嶋市、開発強化 茨城(茨城新聞)
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ふるさと納税獲得に力を入れる茨城県鹿嶋市は、返礼品にサッカー・J1鹿島アントラーズのグッズを増やした。これまでは3品だったが、7月に16品を加え計19品に大幅増加。市ふるさと納税戦略室は「アントラーズの知名度を借り、協力を受けて、納税額を増やしたい」としている。
同市の昨年度のふるさと納税額は1億5160万6787円で、2022年度に比べ約30%増えたものの、目標の2億円には届かなかった。要因の一つとして、同室は「鹿嶋ならではの返礼品が少ない」と分析。納税額を増やすにはアントラーズとの一層の協力関係強化は欠かせないと判断、独自の返礼品開発に力を入れ始めた。
これまでのアントラーズ関係の返礼品は、DVDとマンホールの2種類3品だけだった。7月からはブレスレット(寄付額6万9000円)▽ワンプレートセット(同1万円)▽レインウエア(同3万2000円)▽ポップアップテント(同5万8000円)▽蚊取り豚(同2万1000円)など16品を追加した。
同室はアントラーズグッズ目当てのサポーターらがサイトを閲覧し、アントラーズグッズ以外の返礼品に注目してもらうことも期待する。アントラーズグッズの返礼品は同じホームタウンの鉾田、行方、潮来、神栖の4市でも採用している。
クラブ担当者は「ホームタウンが元気になるためなら積極的に協力していきたい」と話した。同室は今後、県立カシマサッカースタジアムやクラブハウスを活用した「体験型」の返礼品についても開発していく方針だ。