この日は技術的なトレーニングを行った後、11対11の紅白戦も実施した。飛距離のあるスローインが投げられる練習生(ユース所属)がスローワーとして抜擢され、相手が強みとするロングスローの対策も確認。担当コーチからは、立ち位置やボールへの寄せ方、セカンドボールへの対応について、具体的な指示も飛んでいた。
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◆鹿島、三度目の正直へ…今季2敗の最終節町田戦へ調整、ロングスロー対策も 弾け、拾え、そしてつなげ(報知)
J1鹿島は5日、最終節の町田戦(8日・カシマ)に向けて、茨城・鹿嶋市内でトレーニングを行った。
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三度目の正直へ、鹿島が入念な調整を行った。
町田とは今季2戦2敗。3月開催のJ1第3節では自陣でのミスを相手に拾われたところから速攻を浴び、0―1で敗戦。5月に行われたルヴァン杯3回戦でも前半にあっけなく2点を奪われ、0―2で敗れている。
この日は技術的なトレーニングを行った後、11対11の紅白戦も実施した。飛距離のあるスローインが投げられる練習生(ユース所属)がスローワーとして抜擢され、相手が強みとするロングスローの対策も確認。担当コーチからは、立ち位置やボールへの寄せ方、セカンドボールへの対応について、具体的な指示も飛んでいた。
GK早川友基は「しっかりと人をつかせることと、セカンドボールの反応も大事になってくる。足を止めずに反応を速く、自分も出られるボールにはどんどんアタックしていく」と見据えた。制空権を握ることだけでなく、そのこぼれ球への対応、さらには「守」から「攻」への切り替えもカギを握ることになりそうだ。
鹿島は3位以上の可能性が消滅しており、最終順位は4位か5位。4位に入ると、今年度のアジア・チャンピオンズリーグエリートの日本勢の結果次第で、来年度のアジア挑戦権が得られる可能性がある。
3位の町田は優勝の可能性を残しており、鹿島に勝利し、神戸と広島がともに敗れると初優勝のタイトルをつかみ取る状況。