今夏に鹿島アントラーズから加入した23歳の佐野と今年1月にレヴァークーゼンからやってきた28歳のアミリ。マインツは前節ヴォルフスブルク戦を3-4で敗れたものの、『キッカー』は「6番におけるパーフェクトマッチ」と題した記事で2人は「その前の数週間と同様にベストメンバーのうちに入った」と評価する上で「マインツが今はポゼッション時も上手く対応できるようになったのはこのダブル・シックスのおかげでもある」と2人のプレーがチームに及ぼす影響に注目している。
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◆佐野海舟はMFカテゴリーで“デュエル王“!独誌がマインツの中盤コンビを分析「6番におけるパーフェクト・マッチ」(GOAL)
【欧州・海外サッカーニュース】ドイツ誌『キッカー』はマインツの中盤でコンビを組む佐野海舟とナディエム・アミリのスタッツを紹介した。
マインツのMF佐野海舟とナディエム・アミリは現在のブンデスリーガで、最も評価の高い“ダブル・シックス”なのかもしれない。ドイツ誌『キッカー』が2人のスタッツを紹介しながら分析した。
今夏に鹿島アントラーズから加入した23歳の佐野と今年1月にレヴァークーゼンからやってきた28歳のアミリ。マインツは前節ヴォルフスブルク戦を3-4で敗れたものの、『キッカー』は「6番におけるパーフェクトマッチ」と題した記事で2人は「その前の数週間と同様にベストメンバーのうちに入った」と評価する上で「マインツが今はポゼッション時も上手く対応できるようになったのはこのダブル・シックスのおかげでもある」と2人のプレーがチームに及ぼす影響に注目している。
同誌は2人を今季同ポジションで半数以上リーグ戦に出場する他チームの選手たちと比較。「佐野は165分に1度しかファウルを犯しておらず、回数がより少ないのは、234分に1度の(バイエルンのヨズア)キミッヒや222分に1度の(シュトゥットガルトのアンジェロ)シュティラー、205分に1度の(フライブルクのマクシミリアン)エッゲシュタインのみ。6番の中で、佐野(22回)より多くのファウルを受けたのは30回の(シュトゥットガルトのアタカン)カラゾルや27回(ヴォルフスブルクのマクシミリアン)アーノルドのみとなっている」と指摘し、デュエルのスタッツに続けた。
「157本と最も多くのデュエルを記録しているのは(ザンクト・パウリのジャクソン)アーヴァイン。147本で2位につけるのは佐野だ。アミリは121本と(ボーフムのイブラヒマ)シソコや(ハイデンハイムのヤン)シェプフナーに次ぐ5位にランクイン。また、佐野は83本と6番としては最多のデュエルを制している」
同誌曰く、アミリはアタッキングサードでボールを9回奪ったことで最高タイの回数、シュートチャンス演出も29回と2位の回数とのこと。同選手はアタッキングサードでのパスとドリブル回数は「151」と4位に入り、「80」の佐野も6位と上位に食い込んでいることを挙げ、2人は「ビルドアップの局面で非常に貴重な存在」と表現した。また、アミリは相手エリア内でのパスやドリブル回数は「114」、シュート数も「27」といずれも中盤の選手では1位であることが伝えられている。
一方で、走行に関しては「佐野はすでに300回のスプリントを記録しており、それを305回と上回るのは(フライブルクのパトリック)オースターハーゲのみ」.と指摘。「佐野の34.42km/hといったトップスピードを超えるのもオースターハーゲ(34.66km/h)のみだ」とも伝えられている。
この記事で紹介されている数字によれば、2人の関係性の中で、佐野は守備的な役割を担う一方で、アミリは攻撃で見せ場をつくるタイプのMFとのこと。今後2人ともそれぞれの強みを維持し、いかに連携を深めるかに注目したいところだ。