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千葉国際高(千葉)から鹿島アントラーズに加入したFWカイオは好きな選手、気になる選手として広島FW佐藤寿人と鹿島MF柴崎岳の名を挙げた。スピーディーかつゴール前で怖さを発揮する佐藤と「2、3手先まで読んでプレーすることが凄いなと思う」という柴崎。彼らのように活躍し、この日何度も繰り返していた「タイトルを取る」という目標を果たす。
カイオはブラジルのアメリカFCやサンパウロFCの育成組織出身で2011年に来日。千葉国際では昨秋の高校選手権千葉県予選4強進出に貢献した。そのMFについてクラブはスピードと足元の技術の高さに期待しているという。日本でプロとなったカイオは「鹿島アントラーズのユニフォームを着ることができてとても嬉しく思います。これからたくさんの練習をして、全身全霊を込めて、チームの皆さんに貢献できるように練習していきます。そして最後には皆さんと一緒にタイトルを取りたいと思います」と誓った。
これまで年代別代表歴などはない。ただ本人は「サンパウロにいた時にはそこまで試合に出れるチャンスがなかった。なので、そういった(代表に入る)チャンスには恵まれていませんでした。でも私のサッカーはいつ選ばれてもおかしくないと自負しています」と不敵。右利きで左サイドでのプレーが得意という19歳のブラジル人MFは、鹿島の「秘密兵器」となるか。
(取材・文 吉田太郎)