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遼寧足球倶楽部(中国)から完全移籍でFC東京に加入したFWエドゥーは10年にシャルケでプレーし、日本代表DF内田篤人ともチームメイトだった。F東京移籍が決まった際も連絡を取るなど現在も親交が続いているそうで、来日したときも携帯電話のメールで「幸運を」とエールを送られたという。
水原三星(韓国)所属時に出場したACLで内田のいる鹿島と対戦した経験があり、シャルケで再会した際、「『対戦したことあるよね』というところから交流がスタートした」と明かしたエドゥー。英語かドイツ語でコミュニケーションを取っていた内田からは「エドゥーならきっと日本で活躍するよ」「日本を気に入るよ」と言われていたそうで、「そうなればいいなと思っている」と笑顔で語った。
「日本の選手は全体的にクオリティーが高いと思っている。ドイツでも何人もの日本人選手がプレーしていたし、名前は分からないが、ニュルンベルクでプレーしていた選手も素晴らしい選手だった(清武弘嗣のこと)。内田選手はその中でも素晴らしい選手だった。知っているからお世辞を言っているわけではないよ」
そう笑ったエドゥーの武器は何と言っても強烈な左足のシュート。「左足ならペナルティーエリアの中からも外からも決められる」と自信を見せるレフティーの背番号は「11」に決まった。かつてF東京でプレーし、「キング・オブ・トーキョー」として今もサポーターから愛されている同じブラジル人のアマラオ氏が付けていた番号だ。
「このチームで歴史をつくったブラジル人のレジェンドが付けていた番号だと聞いている。そのイメージを汚すことがないように、11番のイメージを守っていきたい」と強い決意を述べた。
(取材・文 西山紘平)