
日刊鹿島アントラーズニュース
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2014年3月24日月曜日
◆2014Jリーグ ディビジョン1 第4節(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51074
J1 第4節 セレッソ大阪戦
鹿島、ホームで悔しい完封負け。開幕からの連勝は3でストップ。
19日に行われたヤマザキナビスコカップ、アウェイでのFC東京戦を1-3で落とし、今季初黒星を喫した鹿島が、開幕3連勝で単独首位に立つリーグ戦の第4節に臨んだ。ホーム・カシマスタジアムにセレッソ大阪を迎え撃ったが、0-2で敗れ、リーグ戦初黒星を喫した。
鹿島は、FC東京戦を欠場した曽ヶ端が先発に復帰し、フィールドプレーヤー10人は、開幕戦以来の不動のメンバーで臨んだ。リーグ戦の開幕3試合を無失点で終えた鹿島だが、立ち上がりからC大阪に攻め込まれる。12分には、南野にドリブルで持ち込まれ、ペナルティーエリア内の柿谷にパスを通されると、至近距離からシュートを許したが、曽ヶ端が正面で抑えた。しかし、19分に先制点を献上。自陣右サイドでFKを与え、クロスボールを蹴り込まれると、一時は曽ヶ端がパンチングで跳ね返したものの、セカンドボールがこぼれる。長谷川アーリアジャスールにダイレクトでシュートを打たれ、今季リーグ戦初失点を許した。
1点ビハインドを負った鹿島は、次第に盛り返してボールをキープし、攻勢をかける。だが、守備ブロックを敷いてカウンターを狙うC大阪の前に、なかなか決定機を作れない。遠藤が積極的にミドルシュートを放ったものの、ペナルティーエリアの外からのシュートは相手DFにブロックされ、ゴールを脅かすには至らなかった。前半最大のチャンスは38分、遠藤が蹴った左CKを、中央の昌子が頭で合わせたが、シュートはクロスバーを直撃した。同点弾を挙げられないまま前半が終了し、0-1でハーフタイムを迎えた。
後半開始時から、鹿島は2選手を投入して打開を図った。土居と豊川に代わって、新加入のジャイールと本山がピッチに立った。47分、フォルランにペナルティーエリア内でフリーの状態でボールが渡ってしまったが、シュートは枠の外へ。ピンチを脱した鹿島は、前半同様にボール支配率を高めて同点弾を狙ったが、ペナルティーエリアの手前まで攻め込みながらも効果的なパスを供給できない、もどかしい展開が続いた。58分に遠藤が放ったミドルシュートは枠を越え、63分にペナルティーエリアの中でパスを受けたジャイールの左足シュートは、枠の右へと外れた。
1点を追う鹿島は、70分、71分と立て続けに杉本にシュートを許し、ゴールを脅かされたものの、曽ヶ端の好守で追加点を与えない。1点差のまま終盤を迎え、トニーニョ セレーゾ監督は75分、カイオをピッチに送り出した。
しかし、次の得点を挙げたのはC大阪だった。86分、柿谷にワンツーで突破されると、最後はフォルランに押し込まれ、痛恨の2失点目を喫した。2点ビハインドとなった鹿島は、アディショナルタイムに本山がクロスボールに飛び込んだが、クロスバーに阻まれて得点ならず。結局、最後までC大阪ゴールを割ることができずに、完封負けを喫した。
ホームで悔しい敗戦を喫した鹿島だが、依然としてリーグ首位をキープしている。次戦は30日のJ1第5節、横浜FM戦だ。勝ち点9で並ぶ上位チームとの対決を制し、再び波に乗りたいところだ。
【この試合のトピックス】
・ジャイールが後半開始時から出場し、鹿島での公式戦デビューとJ1初出場を果たした。
・入場者数が32,099名を記録。リーグ戦でのホームゲームの観客動員数が3万人を超えたのは通算28回目で、カシマスタジアムでは18回目。前回は、2013年10月19日、J1第29節の浦和戦だった。
・カイオが公式戦3試合連続の途中出場を果たした。
・リーグでのC大阪戦の連勝は6でストップした。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・チャンスは必ず来る。我慢して積極性を貫け!
・最後の局面で慌てず落ち着いてチャンスと向き合うこと。
・自陣エリア内ではリスクを負う必要などない。シンプルにいこう。
セレッソ大阪:ランコ ポポヴィッチ
・前半の試合の入り方は非常に良かった。
・最終ラインと前線ラインをコンパクトに。
・気持ちで負けないように最後まで戦おう。
[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・今日の試合に関しては、重要性などの意味では、誰もが何も言わずに分かっていたと思う。そういった意味では、立ち上がりから最後まで良かったと思う。
・細かい点に関しては、また終わったばかりだし、負けた後なので気持ちも高ぶり、整理出来ていない部分もある。攻撃面では、ボックスの前までは行けたが、そこからの崩しがなかった。そこで後半から本山とジャイールを入れて、変化を加えたが、難しい時間が多かった。今日に関しては、C大阪の攻撃陣とウチの攻撃陣で差が出てしまった。普段と比べたら、精度が低かったし、ダヴィにとってはボールと仲良くなれない日だった。ただ、こういうことは、サッカーにおいてはあること。
・(交代で入った選手に関して)本山は良かったと思うし、非常にいい入り方をしたと思う。しかしジャイールは少し緊張していたのか、自分の期待通りではなかった。カイオは若さもあり、今日のカシマの雰囲気で少し緊張していて、できたこととできなかったことがあった。そこは修正していかなければいけない。
・(観客数が3万2,000人を超え)観客が多いということはとても良かった。これだけ多くの方が来てくださったことは、スペクタクルの意味では非常に大きい。サッカーにはサポーターが必要だし、ピッチ上では魅力ある選手たちが素晴らしいプレーを見せ、またサポーターの皆さんが喜んでくれることが一番。我々はやるべきること、つまり皆さんを喜ばせなければいけないと思う。
・今のアントラーズは若いチームなので、浮き沈みはあるだろうし、老練なチームにやられることもあるだろう。しかし我々は前に進むしかないし、毎日謙虚に練習を重ねていけば、きっと報われると思う。
セレッソ大阪:ランコ ポポヴィッチ
非常にいいゲームだった。レベルも高く、対戦相手も素晴らしかった。特に試合の立ち上がりは非常に良かった。この試合に賭ける選手たちの思い、覚悟がプレーで見せられた。鹿島はここまで3連勝しているので、刺激になったし、モチベーションも高かった。リーグ戦で6連敗中の相手だっただけに、モチベーションはことさら高かった。前半にゴールを決めた後、主導権を握られてしまい、スペースを与えてしまったところはあるが、後半に修正してコンパクトにやれた。後半はリードしていたが、同点のつもりで行けと指示を出し、リスクマネージメントをしながら追加点を取りに行かせた。成熟した戦い方を見せることができた。全員が1つになって戦った結果だと思う。
選手コメント
[試合後]
【昌子 源】
1失点目は、トラップしてしまった。ユキ(伊東選手)に託した部分もあって、お見合いになってしまった。追いつきムードの中での失点は、F東京戦と同じ。反省しないといけない。(フォルランは)うまかった。ヘディングを競らせないようにした。細かい技術を感じた。チームとして、フォルランに取らせようという意識を感じた。サイドから南野がスピードに乗って入ってくると怖かった。押せ押せの展開の中での失点はなくさないといけない。先取点を取られても取り返すのが鹿島の強み。もっと耐えて、カウンターを食らわないように。2失点目はクリアミス。中にクリアしてしまったが、外に弾いておけば、なかった失点。ミスが多い。危ないシーンの前に、止められる部分もある。そこで止めておかないと。もっとはっきりしたプレーをしないといけない。F東京戦とC大阪戦は良い勉強になった。しっかり修正して、次の横浜FM戦で勝点3を取って、また常勝軍団と呼ばれるように頑張りたい。
【山本 脩斗】
前半で失点して、先制されたのはきつかった。自分たちの形、ボールをつなぎながら、というところはできていたし、後半も自分たちのペースだったが、決められなかった。どこかで攻め急ぎをしていた部分もあったと思う。最後のペナルティーエリア付近での攻撃は、もう少しアイデアを持ってやっていかないといけない。それは次の課題だと思う。
【青木 剛】
セットプレーつながりから先制されて、そこから相手は、どんどん攻撃的に来るというよりは、しっかり守備のブロックを作ってカウンターという流れが多くなっていった。自分たちがボールを回しながら攻めて、相手が守ってカウンターという展開だった。その中で相手に追加点を取られてしまって、自分たちが取れずに終わってしまった。自分たちが追いつかなければいけない状況の中で、相手もやっぱり、奪ってカウンターというところは狙っていたと思うが、前がかりになる中で追加点を与えない、ということができればベスト。自分たちが取るか相手が2点目を取るか、というギリギリのところだと思うが、相手に追加点を与えずに、先に同点に追いつければ違う展開になったと思う。(フォルランは)ボールが入った時に懐の深さを感じた。シンプルにプレーしながら、周りと連係しながら動き出しを意識してやっていると思った。まだ4試合終わっただけ。順位や他のチームとの兼ね合いはそんなに意識はしないが、やっぱり一度首位に立ったからには、ずっとその位置で、最後まで行きたい。次もまた直接対決になるが、横浜FM戦までの1週間、準備期間がある。しっかり準備したい。
曽ヶ端選手、遠藤選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。
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