http://www.sanspo.com/soccer/news/20140419/jpn14041905040003-n1.html
日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(61)が、ブンデスリーガ・シャルケの日本代表DF内田篤人(26)をブラジルW杯のメンバー23人に選出する意向を固めたことが18日、明らかになった。2月9日のハノーバー戦で右太ももを負傷し離脱している内田だが、欧州視察中の指揮官が順調な回復を確認。公式戦への復帰状況に関わらず、リストに名を連ねることが確実になった。
ザッケローニ監督が、5月12日に発表されるW杯メンバーにDF内田を選出する意向を固めたことが分かった。
「再発さえしなければ、全く問題ないと聞いています」
日本協会関係者が明かした。右太もも肉離れで離脱している内田だが、所属するシャルケの医師と代表のチーム医師が連絡を取り合い、W杯に十分間に合うとの見解で一致。ドイツを中心に欧州視察中の指揮官も情報を確認し、仮にメンバー発表前に公式戦復帰ができなくても23人のリストに入る見通しとなった。
内田本人も17日、シャルケの公式フェイスブック(インターネット交流サイト)で近況を報告。「いい感じです。順調ですよ。チームの練習にじきに合流できるのが楽しみ」とコメント。復帰が近いことを示唆した。同時にリハビリ中の写真も公開し、笑顔で親指を立てる姿に順調な回復ぶりが表れていた。
5月10日のブンデスリーガ最終節・ニュルンベルク戦(ホーム)での復帰を目指しており、同中旬に始まる代表の国内合宿では全体練習に加われる見通し。今月7~9日の国内組による合宿ではDF塩谷(広島)を初選出し右サイドバックで起用するなど“代役候補”の見極めに追われた指揮官だが、大きな不安材料がひとつ解消されたことになる。
MF長谷部誠(ニュルンベルク)、DF吉田麻也(サウサンプトン)とけが人が相次ぐ中、まずは内田にゴーサイン。頼もしい背番号2がザック・ジャパンに帰ってくる。
★内田のけがの状況
2月9日のブンデスリーガ・ハノーバー戦で右足を負傷。右太もも裏の肉離れと診断された。同15日に再検査のため日本に緊急帰国し、同16日の精密検査で腱(けん)の損傷が発覚した。その後は国内でのリハビリを終え、3月15日にドイツへ。チームでのリハビリを開始し、今月2日にはボールを使った練習を再開。17日にはクラブの公式フェイスブックで順調な回復を報告した。