日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年10月12日日曜日

◆柴崎入り右からの攻撃オプション大きい(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/column/akita/news/p-cl-tp0-20141011-1380362.html

<国際親善試合:日本1-0ジャマイカ>◇10日◇デンカS

 MF柴崎の動きがすばらしかった。中盤の右に入って、右FW本田との好連係で攻撃を主導した。前半16分の先制点はまさに、その象徴だった。本田を飛び越して自ら積極的にシュートを打ったことで、相手のオウンゴールを誘った。

 今まで日本は「左で攻めて右で守る」という形が主流だった。ザックジャパンでは、左でMF香川とDF長友が連係して攻撃を展開することが多かった。しかし、柴崎の加入で右からの攻撃オプションが生まれたことは大きいし、しかもその形が今後のアギーレジャパンのメーンになりそうな雰囲気すらある。

 先月のベネズエラ戦に続き、この日の前半でも存在感を示したことで、後半はほとんどのボールが柴崎を経由していた。ボールを持つと、ほとんどの選手が柴崎の位置を確認し、そこへパスを出していた。仲間からの信頼を勝ち得たことで、今後さらに活躍することは間違いない。

 ここぞのタイミングで攻め上がり、危険を察知すると素早く自陣に戻る。長年MF遠藤が代表の心臓と呼ばれ、日本の中盤を支えてきた。まだ22歳。今後10年は柴崎が日本の心臓としてけん引していくだろう。(日刊スポーツ評論家)

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