http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20141105/247785.html?view=more
日本代表に復帰した内田 [写真]=Getty Images
日本代表を率いるハビエル・アギーレ監督は5日、14日に行われるキリンチャレンジカップ2014のホンジュラス代表戦と、18日に行われる同オーストラリア代表戦に臨む日本代表メンバーを発表。シャルケに所属するDF内田篤人をアギーレ体制で初選出した。
内田は今夏に行われたブラジル・ワールドカップの敗退直後、代表引退の可能性を問われると、「考えています。日本に帰って少し休んで。そのことに関しては今から考えることではないし、ちょっと前からずっと考えていたことなので。ずっと思っていたので、人には言っていなかっただけ」とコメント。アギーレ体制での過去4戦は、負傷もあって招集外となっていた。
代表復帰の経緯について、技術委員長の霜田正浩氏は、「内田がワールドカップ後にどのような思いを持っていたか、あるいは新しい代表が始まってどういう思いを持っているかは、本人の口から聞いてもらえればいいと思う」と語るにとどまる。一方で、「新しい代表が始まって、内田の力が必要だと。監督が是非内田を呼びたいという話があったので、その監督のメッセージを伝えた。試合もずっと出ていますし、コンディションも確認した上で、今回の招集の運びとなった」と、強い復帰要請があったことをうかがわせた。
当の指揮官も「内田に期待することは、今までシャルケでやっていること、日本でやってきたこと」と、高い評価を口にする。
「非常に安定した選手で、フィジカル的にも強いと思う。戦えるし、テクニックの質が高い」
右サイドバックでは、アルビレックス新潟に所属する21歳の松原健も招集されているが、「彼が自身の経験や質の高さをそこに入れてくれればと思う。また、松原のような代表で出場していない選手達もいるから、彼らにとっていいアドバイスをもらえる存在になればと思う」とコメント。約5カ月ぶりの復帰となるが、期待の大きさを感じさせた。