http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20141105-OHT1T50236.html
◆キリンチャレンジカップ2014 ▽第1戦 日本―ホンジュラス(14日、愛知・豊田スタジアム) ▽第2戦 日本―オーストラリア(18日、大阪・ヤンマースタジアム長居)
日本サッカー協会は5日、都内でホンジュラス、オーストラリアとの国際親善試合に臨む日本代表23人を発表した。連覇を狙う来年1月のアジア杯へ、ハビエル・アギーレ監督(55)が「試す試合ではない。勝ちにいく」と位置づける2試合。初招集はなく、MF遠藤保仁(34)、今野泰幸(31)=ともにG大阪=、DF内田篤人(26)=シャルケ04=がブラジルW杯以来の復帰を果たし、必勝の布陣を敷いた。
DF内田が新たな目標を胸に秘め、アギーレ・ジャパンに初参加する。6月のブラジルW杯以来、約5か月ぶりの復帰。一時は代表活動の引退も考えたが「答えは一つ」と一層の成長のため続行を決意した。並行して復帰後の青写真も描いており、周囲には「ロシアW杯までに、チームを勝たせられる選手になる」と覚悟を示している。
ザック・ジャパンはボールの支配率にこだわり、うまくいかなかった場合の備えを怠った。ブラジルW杯では強豪に戦術が通用せず、1分け2敗で1次リーグ敗退。内田は備えの必要性を重視しながら、チーム全体に浸透させられなかった。新チームでは名実ともに軸として、言動でイレブンをまとめられる存在を目指す。古傷の右ひざは完全ではないが、今回の招集から次代のリーダーとして行動を起こしていく考えだ。