日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年2月15日日曜日

◆[PSM]柴崎が2アシスト含む全3発演出、鹿島が茨城ダービー制す(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?157159-157159-fl



[2.14 PSM 鹿島3-1水戸 カシマ]

「2015Jリーグプレシーズンマッチ いばらきサッカーフェスティバル2015」が14日、カシマスタジアムで開催され、鹿島アントラーズが水戸ホーリーホックを3-1で下した。

 鹿島は大阪桐蔭高から今季入団したルーキーのMF久保田和音が先発し、MF柴崎岳とダブルボランチを組んだ。U-22日本代表のシンガポール遠征に参加しているMF豊川雄太、DF植田直通は不在。センターバックはDF昌子源と広島から加入のDFファン・ソッコが組み、栃木への期限付き移籍から復帰したDF鈴木隆雅が左SBに入った。

 水戸は国士舘大から今季入団したルーキーで、市立船橋高3年時に全国高校総体で優勝しているDF今瀬淳也がセンターバックで先発。湘南から期限付き移籍で加入したMF岩尾憲はダブルボランチの一角で先発し、同じく湘南から期限付き移籍のFW宮市剛はベンチスタートとなった。

 4-4-2の水戸は最終ライン4枚と中盤4枚の8人が引いて守ってブロックを形成。攻めあぐねる時間が続く鹿島は前半20分、MF遠藤康の右CKに飛び込んだ鈴木のヘディングシュートもゴール右に外れた。同23分には高い位置でボールを奪い返したDF西大伍のクロスのこぼれ球をFW赤崎秀平が右足でシュート。しかし、これもGKに阻まれた。

 水戸を押し込む鹿島は西と鈴木の両SBが積極的に高い位置を取る。前半33分、鈴木がワンツーで左サイドを深くえぐってゴール前にクロス。ファーサイドから飛び込んだ西が右足ボレーで合わせたが、シュートはミートせず、枠を外れた。

 先制点は意外な形で鹿島に生まれる。前半38分、柴崎の右CKからゴール前混戦となると、倒れ込みながらクリアしようとした岩尾のキックが自陣ゴールネットを揺らし、オウンゴール。前半42分、遠藤の左CKに合わせたファン・ソッコのヘディングシュートはゴール右へ。前半アディショナルタイムにはカウンターから右サイドを抜け出した赤崎がマイナスに折り返し、久保田が右足でミドルシュート。これも決まらなかったが、鹿島が1点をリードして前半を折り返した。

 鹿島は後半開始から久保田に代えてMF梅鉢貴秀、赤崎に代えて徳島から加入のFW高崎寛之を投入。その高崎は後半3分、遠藤の左クロスにヘディングで合わせたが、GKに抑えられた。追加点は後半11分。柴崎のワンタッチの浮き球パスに反応したMF中村充孝が右足で流し込んだ。

 なかなかフィニッシュまで持ち込めない水戸は2失点目の直後の後半11分、MF鈴木雄斗に代えて宮市を投入した。その後は両チームが次々と選手を交代。鹿島は後半24分、中村と柴崎のパス交換からゴールに迫るが、中村の右クロスに飛び込んだ柴崎のシュートは惜しくも枠を外れた。

 水戸も後半31分にようやくチャンスをつくる。途中出場のFW山村佑樹がPA内左で粘ってマイナスに折り返し、フリーの宮市が左足でシュート。これはGKに阻まれたが、後半42分、DF田中雄大が左サイドからアーリークロスを上げると、ゴール前でフリーになったFW三島康平がヘディングで流し込み、1点を返した。

 鹿島も直後の後半43分、柴崎の左CKに高崎が頭で合わせ、3-1と再び突き放す。試合はそのままタイムアップ。柴崎が2アシストを含む全3得点に絡む活躍を見せ、鹿島が“茨城ダービー”を制した。

(取材・文 西山紘平)


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