日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年4月10日金曜日

◆山形執念ドロー 當間2発&万代ロスタイム同点弾(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1458997.html

<ナビスコ杯:山形3-3名古屋>◇1次リーグ◇8日◇NDスタ

 山形がホーム名古屋戦で、先行されながらも三たび追いつく執念を見せた。右ウイングバックで移籍後初先発したDF高木純平(32)が攻撃を活性化すると、DF當間建文(26)がセットプレーから2得点。2-3の後半終了間際には、途中出場のFW万代宏樹(29)が意地の今季初ゴールを決めて、引き分けに持ち込んだ。

 山形イレブンの気迫が、万代のヘディングシュートに乗り移った。2-3の後半終了間際、MFボムヨンの右クロスを頭で合わせた。「入れ! 入れ!」と祈ったボールは、ポストとGKに当たってゴールに吸い込まれた。敗色濃厚のチームを救う今季初得点を決めた万代は「点を取ることしか考えていなかった。引き分けに持ち込めたのは大きい」と胸をなで下ろした。

 巡ってきたチャンスを逃すわけにはいかなかった。万代は4日のリーグ湘南戦はメンバー外。中3日で迎えたこの日、DF3人とGK山岸をのぞく7人を入れ替えた中でもベンチスタートだった。出場機会に恵まれない悔しさをぶつけたが、満足する様子はない。「俺はサブ組のサブ。10分、15分の短い時間でも結果を残していくしかない」と気を引き締めた。

 移籍後初先発の高木純も結果だけを求めていた。前半から右サイドで攻撃に絡み、前半40分に山形で初めて放ったシュートから得たCKで當間の同点ゴールにつなげた。後半8分にはMF高木利の左クロスに飛び込んだが決められず「(シュートを)浮かした自分にむかついた。試合に出てわかったことを、今後に生かしていきたい」と次戦以降の雪辱を誓った。

 公式戦3試合連続で複数失点したが、今季最多タイの3ゴールで追いついてみせた。高木純がデビューし、フィールドプレーヤー26人中24人がピッチに立った。激しい競争で底上げを図っている山形が、過去1分け5敗だった天敵を相手に逆境をはね返すパワーを証明した。【鹿野雄太】

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