Jリーグと学校法人立命館が提携して設立した人材育成講座「Jリーグヒューマンキャピタル」の開講式が9日、都内で行われた。第1期生となる鹿島職員の元日本代表DF中田浩二氏(35)は、「いつかは(Jリーグの)チェアマンになるという目標を持って頑張りたい」と意欲。「引退後に監督、コーチ、育成だけでなく、こういう仕事もあるということも示せれば」と語った。
クラブ経営者の養成を目指す講座には元選手や会社経営者、公務員、プロ野球の球団職員ら20~50代の多彩な人材が集結。予告なしにテレビカメラの前で1分間の自己PRを要求するなどユニークな選考を重ね、266人の希望者を43人に絞り込んだ。村井チェアマンは「小手先でできるほどスポーツ界は甘くない。日本をスポーツで変えるくらいの視座を持ってほしい」と激励。中田氏の“チェアマン宣言”については「そういう意気込みでやってほしい」と評価していた。