日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年7月26日日曜日

◆監督交代の鹿島が新体制初勝利…5戦ぶり復帰の柴崎が先制ミドル&アシスト(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20150725/334079.html

 2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第4節が25日に行われ、鹿島アントラーズとFC東京が対戦した。

 ホームの鹿島は前節の松本山雅FC戦に敗れ、セカンドステージで11位、年間順位で8位と低迷している。クラブは21日にトニーニョ・セレーゾ監督を解任し、後任に石井正忠新監督が就任することを発表した。この試合では日本代表MF柴崎岳が5試合ぶりに復帰。前節の先発メンバーから合わせて4名を変更してきた。一方のFC東京は、前節のモンテディオ山形戦を引き分け、こちらも勝ち点4といまいち波に乗り切れていない。この試合では前節負傷交代した同DF太田宏介が欠場。前線にはFWサンダサが初スタメンを飾った。

 この試合で最初にチャンスを作ったのはFC東京。13分、カウンターから抜けだしたサンダサがペナルティエリア外から右足でミドルシュートを放ったが、ここはGK曽ヶ端準にキャッチされてしまう。

 一方、鹿島にも決定機が訪れる。19分、右サイドでボールを持った伊東幸敏が敵陣深くまで持ち込むと、ペナルティエリア右の中村充孝にパス。中村がワンタッチで戻すと伊東が中央に切れ込み左足でシュート。カーブがかかったシュートは左ポストに阻まれ、得点には至らなかった。

 続く27分、右サイドの遠藤康が上げたアーリークロスをファーサイドの山本脩斗が頭で落とし、最後は赤崎秀平が右足ボレーシュートで狙ったが、ここもクロスバーに阻まれてしまった。

 その後も攻めこむ鹿島。30分、ゴール前でパスを受けた柴崎が右足で強烈なミドルシュート。相手DFに当たってコースが変わったボールが、GK権田修一の左脇下を抜け、鹿島が先制に成功した。

 前半は最後まで鹿島がFC東京を押し込む時間が続いたが、スコアは変わらず1-0のまま試合を折り返した。

 FC東京は後半開始から吉本一謙に代えて松田陸を投入した。後半の序盤はやや鹿島が押し気味に試合を進めたが、ようやくFC東京にもチャンスが生まれる。53分、左サイドの徳永悠平からグラウンダーのクロスが入ると、ファーサイドに走りこんだ前田遼一が右足で合わせたが、シュートはポストに弾かれてしまった。
 勢いを掴みたいFC東京は61分にサンダサに代えてネイサン・バーンズ、66分に河野広貴に代えて三田啓貴を投入。早々に3枚の交代カードを切った。

 するとFC東京の交代選手が監督の期待に応える。70分、自陣でFKを獲得すると前線にロングボールが送られる。これを前田が頭で前にすらし、抜けだしたネイサン・バーンズがワンタッチでゴール左に蹴りこみFC東京が同点に追いついた。ネイサン・バーンズにとっては来日初ゴールとなった。

 鹿島は苦しい展開に持ち込まれたが、ここで勝負強さを発揮する。81分、右サイドでCKを獲得すると、柴崎のクロスボールをゴール前の昌子源が頭で合わせてゴール。鹿島が終盤で勝ち越しに成功した。

 リードを守りきりたい鹿島は89分に遠藤を下げて青木剛を投入し、逃げ切りを図る。このまま2-1で鹿島が勝利を収め、石井監督新体制下で初白星を挙げた。

 次節、鹿島はアウェーでサガン鳥栖とFC東京はホームでベガルタ仙台と対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 2-1 FC東京

【得点者】
1-0 30分 柴崎岳(鹿島アントラーズ)
1-1 70分 ネイサン・バーンズ(FC東京)
2-1 81分 昌子源(鹿島アントラーズ)

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