日刊鹿島アントラーズニュース
Ads by Google
2016年1月30日土曜日
◆タイの皆さん、ごめんなさい(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/column/writers/news/1598353.html
リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を取材していて、文化の違いを痛感し、タイの皆さんに申し訳ない気持ちになりました。
16日付の紙面で、U-23(23歳以下)日本代表MFの豊川雄太選手(21=岡山)について次のような記事を掲載しました。
◇ ◇ ◇ ◇
本家本元のジーコ・スピリットを示す。今日16日に戦うタイのキアティスク監督は、現役時代に同国代表で131試合70得点。出場数、ゴール数ともに同国歴代最多を誇り「タイのジーコ」の異名を取る。これを伝え聞くと、13年から3シーズン鹿島に所属した男として「ジーコに失礼でしょ」と即答。「本当の魂を見せますよ」と燃えた。タイは14年12月の遠征で対戦し、代表初ゴールを決めた相手。「とにかく点を取る」と意気込んだ。
◇ ◇ ◇ ◇
五輪最終予選を兼ねるU-23アジア選手権の、1次リーグ第2戦タイ戦に向けた記事です。その中で「ジーコに失礼でしょ」と、豊川選手が発言したことに、キアティスク監督を国民的英雄とあがめるタイ国内で、批判の声が上がっていると聞きました。
記者は「『タイのジーコ』の異名を取る」と書きましたが、タイにはニックネーム文化があり、異名ではなく「正統な名前」の1つだと、関係者に指摘されて初めて知りました。
タイの文化に対する理解が足りなかった記者が「ジーコを名乗られては、本家も黙っているわけにはいきませんね?」と質問し、豊川選手が答えた。これが記事掲載の経緯です。
ご存じの通り、鹿島にとってジーコ氏は特別な存在です。「献身、誠実、尊重」のジーコ・スピリットが根付くクラブに豊川選手は昨季まで所属。鹿島の担当記者の私としては「ジーコといえば鹿島」という思いがあり、豊川選手に質問しました。もちろん豊川選手に悪気はなく、記者の質問に対し、ジーコ氏やクラブに対する愛を強調しただけです。
見識に欠ける質問をした私の記事のせいで、タイで批判の声が上がっているようだと豊川選手に伝えると「もし自分の発言で気を悪くされた方がいたら申し訳ありません」とコメントしていました。私も、記事を読んで気を悪くした方々に改めておわびします。
特に国際大会では、しばしば対戦相手を敵と見て報道してしまう場合がありますが、敬意を払うことを忘れてはいけないと、あらためて思いました。ジーコ氏が言う「誠実」や「尊重」の姿勢を心掛けて取材を続けたいと思います。【木下淳】
◆木下淳(きのした・じゅん)1980年(昭55)9月7日、長野県飯田市生まれ。早大4年時にアメフットの甲子園ボウル出場。04年入社。文化社会部、東北総局、整理部を経てスポーツ部。鹿島、U-23代表担当。タイ訪問はバンコク2回、プーケット島2回。
Ads by Google
日刊鹿島
過去の記事
- ► 2024 (1036)
- ► 2023 (1261)
- ► 2022 (1152)
- ► 2021 (1136)
- ► 2020 (1404)
- ► 2019 (2168)
- ► 2018 (2557)
- ► 2017 (2892)
-
▼
2016
(2193)
-
▼
1月
(165)
-
▼
1月 30
(13)
- ◆水戸契約満了の小谷野は鳥取へ「チャンスを頂いたクラブに感謝」(ゲキサカ)
- ◆【甲府】ジウトン、開幕戦バースデー弾狙う!2・27第2子出産予定日(報知)
- ◆タイの皆さん、ごめんなさい(ニッカン)
- ◆腰に張りの豊川、決勝出場へ意欲「どうなってもいい」(サンスポ)
- ◆櫛引 誕生祝いの完封だ!「こんな形で迎えられるとは」(スポニチ)
- ◆U23櫛引「今までで一番不安な誕生日だった」(ニッカン)
- ◆1人しか出られない特別なポジション…U-23代表GK3人衆「2人へのリスペクトは忘れない」(ゲキサカ)
- ◆鹿島、4年越しで2400万円を受取へ…元ブラジル代表の移籍金が未払(サッカーキング)
- ◆ポルトガル復帰の金崎夢生、ロシア強豪ゼニトの練習に参加(サッカーキング)
- ◆ナビスコ杯制覇の自信を胸に…石井正忠監督率いる鹿島がさらなる進化へ(サッカーキング)
- ◆鹿島アントラーズ、合宿入りで知事を表敬 /宮崎(毎日新聞)
- ◆FWジネイ、8歳の女子サポからの応援に緊張「チョーすごいプレッシャーじゃないですか!」(the W...
- ◆「被災地にグラウンドを!」アントラーズ小笠原満男の熱き思い(Sportiva)
-
▼
1月 30
(13)
-
▼
1月
(165)
- ► 2015 (1859)
- ► 2014 (2464)