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2016 Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップ ロアッソ熊本戦
遠藤!ブエノ!2試合連続マルチゴールで、熊本を撃破!鹿島、ニューイヤーカップで2連勝!
J2の熊本を相手に鹿島が遠藤、ブエノの2ゴールで2-0と完封勝利した。これでJ.LEAGUEスカパー!ニューイヤーカップ宮崎ラウンドを2連勝し、最終戦となるJEF千葉戦に臨む。
平日昼の開催ということで観客数は1,000を僅かに超えるKIRISHIMAハイビスカス陸上競技場で、鹿島はJ1としての貫禄を見せた。
先発メンバーは一昨日の福岡戦から大きく変更され、前線は高崎、赤崎のツートップとなり、ボランチでは小笠原が、アントラーズ初先発となった三竿とコンビを組めば、最終ラインにブエノ、青木、山本と西以外が全員入れ替わった。そしてゴールを守るのが、川俣と総勢8名のフレッシュなメンバーで臨んだ。
試合展開は序盤からアントラーズがゲームを支配する。小笠原と組んだ三竿が果敢に前線へ縦パスを送る積極的なプレーを見せれば、ブエノも最終ラインで巻ら熊本攻撃陣を自由にさせない守備で存在感を示した。またGKの川俣も終始安定したプレーでチーム全体に落ち着きを与えた。
そして先制点はアントラーズらしい崩しから生まれた。36分、ボールを受けた赤崎が強引な突破からドリブルで前に進み、ヒールパス。そこに走り込んだ遠藤が得意の左足で豪快なダイレクトシュートを決め、1-0とする。その6分後、先制点を決めた遠藤が今度は追加点を演出する。左CKから鋭いボールを上げ、ブエノが得意のヘディングシュートで2点目を上げた。この試合がアントラーズでの初先発となるブエノが初のゴールで幸先のいいスタートを切った。
後半に入り、石井監督は初戦と同様にメンバーを入れ替えながら、様々バリエーションを試していく。相手に押し込まれた場面もあったが、カタールから帰国したばかりの植田も交代出場で盤石の守備を見せ、熊本に得点を許さない。
結局、試合は鹿島が2点リードのまま、熊本を完封し、2-0と大会2連勝を飾った。
最終戦は2月4日(木)の千葉戦。得失点差で鹿島をリードする千葉を倒さなければ、今大会の優勝はない。ニューイヤーカップ2連覇を果たすためにも負けられない試合が続く。
【この試合のトピックス】
・三竿、ブエノがアントラーズで初先発を飾る。
・ブエノがアントラーズでの初ゴールを記録。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
ロアッソ熊本:清川 浩行
[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
攻撃の部分を意識したが、スリッピーなピッチで縦パスが多くなり、上手くいかなかった。ただDFの背後を狙えと指示していたので、その動きはできていた。ミスパスは精度を上げないないといけないが、それは、これからだと思う。三竿は体も動いていて判断も早かった。ブエノはコミュニケーションも取れていたし、コンディションも日に日に良くなっている。第3戦は新人選手も戻るので総力戦で戦える。
ロアッソ熊本:清川 浩行
選手コメント
[試合後]
【赤崎 秀平】
意志疎通を選手が共有できれば、まだまだできる。(怪我で)人数が少ないのは予想外だけど、その中でも勝つのが大事。開幕戦のG大阪戦までにしっかり調整していきたい。
【遠藤 康】
ゴールはたまたま。誰かが点を取らないと試合は勝てない。相手も前から来てくれたんで、スペースがあってチャンスを作れたのは良かったが、もっとやらないといけない。
【川俣 慎一郎】
久しぶりの実戦だったが落ち着いてプレーは出来た。試合前は緊張した。繋ごうという意識が強く、出来は良くなかった。(シュートストップは)最低限の仕事。もっと質を高めないといけない。実戦は全然違う。
三竿選手、ブエノ選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。