日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年2月22日月曜日
◆[PSM]鹿島でスタメン定着目指すGK櫛引「五輪の選考にも関わる」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?183404-183404-fl
[2.21 プレシーズンマッチ 鹿島2-1水戸 カシマ]
開幕前最後のプレシーズンマッチで鹿島アントラーズのゴールを守ったU-23日本代表GK櫛引政敏は1失点の結果に満足しなかった。
「失点シーンはチームとしてボールの失い方が悪くて、そこからマークがズレた。チームとして改善しないといけない」
鹿島の1点リードで迎えた前半36分、水戸は自陣でルーズボールを拾ったDF佐藤和樹がドリブルで一気に駆け上がり、DF西大伍、MF三竿健斗をかわすと、DFブエノを引き付けてスルーパス。PA内左に抜け出したFW佐藤和弘の折り返しは逆サイドへ流れたが、MFロメロ・フランクが角度のない位置から蹴り込んだ。
守備の人数は足りていたが、三竿、ブエノという新加入選手の連係不足を個人技で突かれると、左右に大きく振られた櫛引も対応が間に合わず、ニアサイドを破られた。
「ゲームを通してまだコミュニケーション、連係のところがうまく出せていない。コミュニケーションのところは今もやっているけど、しっかり継続してやっていかないといけない」
櫛引、三竿、DF植田直通の3人はU-23日本代表としてAFC U-23選手権に出場し、鹿島への合流は今月1日と遅れた。特に今季から加入した櫛引、三竿の2人にとってはチームに適応するための時間も限られている。櫛引は「代表選手は仕方ない。与えられた時間の中でコミュニケーションを取って、自分のプレーを出していければいい」と貪欲に取り組むが、チームとして連係不足の課題も見えた。
今月4日のニューイヤー杯・千葉戦(0-1)でプレシーズンマッチ初先発。14日のプレシーズンマッチ讃岐戦(2-1)はGK曽ヶ端準がゴールを守ったが、この日は再び櫛引にチャンスがめぐってきた。プロ19年目の大ベテランとのポジション争いは激しさを増している。
「個人として勉強しながら、(曽ヶ端の)いいところを見て自分自身をいい方向に持っていければ。スタメンを勝ち取れば、自分の自信にもなる」。そう意気込むリオ五輪の守護神候補は「鹿島で試合に出ないと、オリンピックの選考にも関わってくる。しっかりと自分のプレーを出していきたい」と力を込めた。
(取材・文 西山紘平)
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