日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2016年3月9日水曜日

◆鹿島小笠原、震災から5年「復興したとは言えない」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1614272.html

鹿島小笠原、震災から5年「復興したとは言えない」

 鹿島の元日本代表MFで、サッカーを通じて東日本大震災の復興支援活動に取り組む小笠原満男(36)が8日、茨城県鹿嶋市で震災発生から5年の思いを語り「とてもじゃないけど復興したとは言える状況じゃないし、まだ仮設住宅で住んでる人も何人もいたり風評被害もいまだに根強い」と訴えた。

 サッカー教室や新たなグラウンドを整備する活動を今でも行っているが、震災から5年経ち、「10歳未満の子たちが東日本大震災と言ってもピンと来てない子がいる。いかに語り継いでいくかが大事なのではないかと感じた」と話す。

 また、正月に帰省した際には、行方不明者がまだ2500人ほどいることを知り、胸を痛めた。「人それぞれにストーリーがあって、傷を癒えてない人や家族がいると感じる。子どもたちとサッカーで接する機会があるが、少しでも楽しい思いになるような活動を心掛けている」。

 12日にはアウェーで仙台と対戦する。「本当に胸が痛くなるような1日ですけど、そこで試合することによってまた東日本大震災が注目されて、みんなが何か思い起こすきっかけでもいいし、防災意識を持つきっかけでもいい。誰か何かのためになる試合であって欲しい」と願った。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事