
日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年5月1日日曜日
◆2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第9節(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51781
明治安田J1 1st 第9節
鹿島、遠いゴール。シュート15本も、スコアレスドローに終わる。
前節のホーム柏戦で0-2と完敗を喫した鹿島が、またしてもアウェイ大宮戦で手痛い勝ち点を落とした。前日、首位の浦和と2位の川崎Fが勝っているだけにこれ以上差をつけられたくなかったが、1点が取れず、痛恨のスコアレスドローに終わった。
足を痛めた山本を欠き、石井監督は右サイドバックに今季リーグ戦初先発となる伊東を起用し、右サイドバックの西を左サイドバックに回すという布陣を取った。前線には出場停止明けの金崎を配し、必勝の態勢で満員となったNACK5スタジアム大宮のピッチに選手たちを送り出した。
その石井監督の檄に応え、選手たちも序盤から大宮を圧倒した。右サイドバックで先発した伊東が、相手の攻撃の起点となる泉澤を完全に封じ込めば、左サイドバックの西も相手の大黒柱である家長を抑える。昌子、植田のCBコンビもドラガン ムルジャを抑え込み、大宮の攻撃に対してはほぼ完璧といっていい対応を見せた。
前半、最大のチャンスは23分。「最近、セットプレーから得点していないので決めたい」と試合前にいっていた植田が遠藤の左CKをドンピシャのタイミングで合わせ、豪快なヘディング弾を決めた。しかしレフェリーの判定は植田がマークした相手選手に手をかけたとして、ファウル。鹿島にとって幻の先制点となった。
後半に入っても、鹿島の攻め手は緩まない。積極的に前へ出る柴崎を中心にカイオ、遠藤らが相手を崩し、金崎、土居も前線で突破を図る。しかし、最後の決定力が足りない。遠藤が何度か惜しいシュートを放つが、相手GKにも止められ、時間だけが過ぎていった。
そして後半終了間際には、途中交代の鈴木が得意のダイビングヘッドを見せるもゴールの枠に飛ばない。またその直後には同じく途中交代の中村が絶妙な個人技からシュートに入るが、相手選手に当ててしまう。最後の最後まで決定力がなかった鹿島は90分間攻め続けながら、0-0のスコアレスドローで勝ち点1のみを手にして、試合を終えた。
これで首位の浦和との勝ち点差は、5。直接対決が残っているとはいえ、1stステージ優勝へ向けて自力では届かない勝ち点差とされた。「残り8試合、全勝して待つしかない」。試合後の会見で石井監督は、悲壮感を漂わせた。「リーグ優勝」が絵空事にならないよう、再び全員で戦うしかない。鹿島にとって、厳しい戦いが続く。
【この試合のトピックス】
・伊東が今季リーグ戦初先発。
・柴崎がJ1通算150試合出場を達成。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・集中力を高め、ポジショニングやマークの受け渡しを的確に。
・ピッチをワイドに使い、相手に負荷を掛けよう。
・相手ボックスへのクロスに対してしっかり反応しよう。
大宮アルディージャ:渋谷 洋樹
・前を意識してプレーしよう。
・守備は絶対に下がらないこと。
・前半以上にタフに戦おう。
[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
GWの初めにこの満員のスタジアムで試合をさせてもらったことに、先ずは感謝したい。内容として、序盤から自分たちの持ち味であるアグレッシブさが攻守に出て、相手のボールを前から奪い、色々な形で攻撃できるというスタイルが90分間出せたと思う。そういう意味で、非常に残念な試合だったと思う。
Q 最近、点が取れないが。
A チャンスはどの試合でも多く作っている。後はどうゴールに結びつけるか。そこはトレーニングでしかないと思う。今日は選手が90分間、本当に戦ってくれた。自分自身にチームを勝たせる策が今日はなかった。そのことに対して、非常に腹が立っているし、反省している。
Q 相手のカウンターに対して
A 相手陣内で攻撃している時のリスクマネージメントをしっかりしようと話した。アプローチにいける距離を保ってリスクマネージメントしようと話した。
Q 伊東選手のパフォーマンスは?
A 伊東はオーバーラップを何度もできる。またそこからのクロスを狙って、彼を起用した。左サイドバックの山本が怪我のため、出場できなかったので、普段は右サイドバックをやっている西を左に持っていった。伊東と遠藤のコンビネーションは、伊東がオーバーラップした場面でうまく使ったり、囮にしたりできていた。遠藤自身が周りをうまく使えるタイプなので、その辺りは問題なかったと思う。
Q 首位の浦和と2位の川崎Fに差をつけられたが。
A 今日の試合も含めて全勝するつもりでいた。今日で1つ欠けてしまったので、残りの8戦全て勝って、後は待つしかないと思う。
大宮アルディージャ:渋谷 洋樹
今日は鹿島のファン・サポーターの方も多くいらしていたし、私たち大宮のファン・サポーターも多く来てくださった。チケットも完売ということで、ここ最近ホームでは勝てていないので、選手たちにはこれだけの雰囲気、ピッチと様々な条件がそろっている中で、私たちを応援してくださっている方々に必ず勝利を届けようといった。しかし、最終的には引き分けであり、順位も逆転できなかった。私たちはしっかり勝ち点を積み上げないといけないが、最悪の結果は免れた。熊本への義援金募金もあり、出場外の選手も色々とサポートしてくれた中、引き分けに持ち込めたと思う。鹿島の前への意識が非常に強かった。逆にそういう戦いをしてくれたので、私たちの良さも出た。ただ攻撃の面ではもう少し落ち着いてできたと思うし、スペースの飛び出しなどをもっと高めないといけない。この勝ち点1を生かして、次のアウェイ福岡戦で勝てるように次の3日間で切り替えてやっていきたい。
選手コメント
[試合後]
【西 大伍】
相手がローテンポでやっていて、それに流された。あんなんじゃ全然ダメ。前半にもっと点を取りにいかないといけなかった。もっといける部分は多かったと思う。
【遠藤 康】
後ろが頑張ってくれたのに前が点を取れずに悔しい。何かを変える必要はない。チームでやっているコンセプトを信じてやるだけ。そうすれば結果は出る。もう少し強引にいけば、点につながるチャンスはあったと思う。それをやっていけば勝てるチャンスは増えるので、切り替えて次の試合に向けて準備したい。
【伊東 幸敏】
泉澤選手に対しては、試合出場が決まった時からスカウティングなどでどうするかを考え、自分なりに万全の状態で試合に入った。それもあって抑える事は出来たと思う。攻撃の部分ではラストパスの精度を反省しなくてはいけない。
【昌子 源】
これだけ攻めて無得点だったが、これもサッカーかなと思う。ボールを基本的に保持していたので、リスク管理はして、0-0という緊張感を持ち集中力を切らさずに続けて欲しいという指示だったが、それは最低限出来たと思う。上位にいる2チームが勝っていたのでプレッシャーをかけるため、3差でいこうと話していたのに開いてしまって残念。
【土居 聖真】
決定機が何度かって、そこで決めるかどうかが課題だと思う。一方的な試合展開だったが、前半に点を取れないとこういう展開になってしまう。取れる時に自分としてもチームとしても決めないといけない。内容は悪くない。選手は戦っていた。ゴールまでいけているが、ラストパスやシュートの精度が低い。ゴールを取りたいという意欲も出ていたが、2試合でノーゴールは課題。これ以上離されないためにも浦和と対戦するまで、勝ち点を取りこぼせない試合が続く。
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