日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年7月14日木曜日

◆頼もしOA!興梠ロスタイム弾!浦和 9年ぶり5連勝(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/07/14/kiji/K20160714012960530.html

明治安田生命J1第2S第3節  浦和1―0仙台 (7月13日  ユアスタ)

<仙台・浦和>後半、ゴールを決める興梠

 俺たちに任せろ――。リオデジャネイロ五輪にオーバーエージ(OA)枠で出場する浦和のFW興梠慎三(29)は13日に行われた明治安田生命J1第2ステージ第3節、敵地での仙台戦の後半ロスタイムに決勝ゴールを奪い、チームを5連勝に導いた。また同じくOA枠で選出された広島のDF塩谷司(27)は、柏戦の前半43分にFKから得点を挙げるなど、OA枠で選ばれた2人が存在感を存分に発揮した。また、故障で戦列を離れていた神戸のリオ五輪代表DF岩波拓也(22)が、53日ぶりに公式戦出場を果たした。 

 ゴールだけを追い求める仕事人だった。0―0の後半ロスタイム。ボールを受けに後ろに下がった興梠は、一瞬でギアを入れる。縦に素早く走ってDFを置き去りにし、柏木のスルーパスを右足ダイレクトでシュート。柔らかいタッチで、GKの上を突く決勝点となった。「足元でもらうフリをして、その瞬間に裏を取った。(オフサイドの)旗が上がってない気配がした。完璧だった」。自画自賛の今季10点目。5年連続2桁ゴールに乗せ粘る仙台を振り切った。

 “4度目”の正直だった。アウェー仙台戦は鬼門中の鬼門。浦和は03年以来勝利がなく、12年に就任したペトロヴィッチ監督の下では4試合で実に14失点。壮絶な打ち合いの末に2分け2敗と分が悪かった。興梠自身は3年連続で2得点ずつ決めていたが空砲続きだった。この日は仙台が執ようにマークしてきたため「仙台キラーとか言われていたから自分に激しく来ていた」と苦笑いしたが「一つのチャンスをモノにできればと考えていた」と振り返る。後半ロスタイムまでシュート0本。それでも虎視眈々(たんたん)とゴールを狙い続け、勝負どころで決めてみせた。

 ブラジル出発までリーグ戦は残り1試合。17日のホーム大宮戦のみとなった。視察に訪れたリオ五輪を率いる手倉森監督は「興梠が決めたし、いい置き土産だったね」と話し「慎三を(OAで)入れたのはレッズのコンビネーションを代表でも取り入れたいから」と満足そうだった。9年ぶりの5連勝を飾った浦和はG大阪を抜き、第2ステージ3位に浮上。「次はリオに行く前の最後。ゴールで勝ち点3を取りたい」。OA内定後4戦4発のストライカーの勢いは、加速するばかりだ。

 ≪興梠、今季10得点目≫ 浦和が後半ロスタイムにFW興梠がゴールを決め、仙台に1―0勝利。これで第1ステージ第13節からリーグ戦5連勝とした。興梠はこの5連勝中に4得点をマークし、うち決勝弾が3点、3アシストと絶好調だ。今季リーグ戦は10得点目で、鹿島時代の12年から5年連続の2桁得点。5年連続はJ1史上5人目で、最長はエジミウソン(新潟、浦和)と佐藤(広島)の7年連続。日本人の5年連続以上は佐藤に次いで、興梠が2人目だ。

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