日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年8月27日土曜日

◆【鹿島】石井監督が心労ダウン、27日横浜M戦のベンチ入り回避も(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160826-OHT1T50206.html



 鹿島の石井正忠監督(49)が27日の横浜M戦(日産ス)でベンチ入りできない可能性が26日、浮上した。この日の練習を成績不振などが原因とみられる心労で欠席。回復しなかった場合は大岩剛コーチ(44)が指揮を執る。

 このピンチに前節・湘南戦(20日・カシマ)で同監督と口論となり、その後謝罪したFW金崎夢生(27)は、先発予定の横浜M戦でチームプレーに徹し勝利を目指す。

 石井監督が練習場に現れることはなかった。試合前日恒例のセットプレー練習では、代わりに大岩コーチが笛を吹いた。練習中に同監督と面談した強化責任者の鈴木満常務によると、チーム運営がうまくいかない心労から体調を崩し、今は休養が必要な状態と判断。横浜M戦まで回復を優先させるため、この日の練習と、横浜に前日移動したチーム帯同は免除されることになった。

 石井監督は昨年7月、コーチから昇格する形で就任すると、約3か月で2015年ナビスコ杯優勝。今季は第1Sを制した。伝統の4―4―2を採用するなど随所で鹿島らしさを取り戻し、常勝軍団復活を手がけてきた。ただ、7~8月には公式戦4連敗を喫し、第2Sは4勝1分け4敗の9位。前節・湘南戦では、途中交代を命じた金崎と言い合いになるトラブルも起きていた。

 「責任感のすごく強い男で、最近の成績不振、一体感に欠ける試合をしてしまっていることに責任を感じている」と鈴木常務。ただ、「就任1年で2回の優勝をもたらしてくれている。監督を代える理由は一つもない」とし、横浜M戦でもクラブとして「指揮してほしい」と伝えた。回復しなかった場合は大岩コーチが指揮する予定だが、クラブは制限時間を設けず、石井監督の到着を待つ。

 選手には「体調不良による欠席」と伝えられ、原因や理由を説明する時間はなかった。練習直後に取材に応じたMF土居は「(大岩)剛さんがしっかりしてくれているので影響はあまりなかったと思う」と話した。今のところ動揺は広がっていないが、普段はチームに帯同しない鈴木常務がこの日、急きょ横浜入り。宿舎で選手への状況説明や試合当日の対応などの協議にあたった。



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