日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年11月15日火曜日
◆ザック元監督救った大迫、ハリル監督も救う「点を取って勝ちたい」(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20161115-OHT1T50012.html
◆18年ロシアW杯アジア最終予選第5戦 日本―サウジアラビア(15日・埼玉)
FW大迫勇也(26)=1FCケルン=が再び日本代表の危機を救う。最終予選・サウジアラビア戦(15日・埼玉)ではセンターFWでの先発が有力。敗れればバヒド・ハリルホジッチ監督(64)の進退問題に発展するばかりか、ロシアW杯出場に黄信号がともる一戦。アルベルト・ザッケローニ監督(63)時代にも監督の解任危機を救ったストライカーが、勝利をもたらす決意を明かした。
未経験の最終予選を前にしてもFW大迫の自信は揺るがなかった。「日本(代表)で足りないのはゴール前の選手(ストライカー)。1トップ(センターFW)は相手に怖さを与えなきゃいけない。(ボールを)持ったら打つという怖さを与えたい。点を取って勝ちたい」。2敗目は許されない中で迎えるサウジアラビア戦。ストライカーとしての怖さを前面に出していく。
指揮官の首をつなげた実績がある。2013年11月16日の親善試合・オランダ戦(ゲンク)。直前の親善試合で2連敗し、主力選手間で口論が絶えないなどチームは崩壊寸前に陥っていた。日本協会内でザッケローニ元監督の手腕に懐疑的な意見が出る中、0―2の劣勢から大迫のゴールで息を吹き返し、オランダに2―2の引き分け。次戦ベルギー戦で勝利し、チームを立て直すきっかけを作った。
サウジアラビア戦で引き分け以下に終われば、ハリル監督の進退問題に発展する可能性が高い。大迫も「自分の代表定着よりもチームの勝利が大事」と自覚。サウジアラビアの印象については「選手の能力が高く、球際も激しく来る」と語る一方、その激しいチャージに対して「臆せず戦うこと。チームとしてそれを出すことができれば勝てる」とイメージをふくらます。
1年5か月ぶりに出場した親善試合・オマーン戦(11日・カシマ)で2得点の活躍。所属するドイツ1部、1FCケルンでも今季からFWとして結果を残している。「試合の中で(球際を)戦って、点を取ることしか考えていない」「ゴール前で仕事をする」「サッカーの世界で結果を出すこと」。プレーも考え方も根っからのストライカー気質の大迫。得点力不足に悩むハリル・ジャパンの救世主となれるか。
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