日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年11月9日水曜日

◆ハリル日本最大の課題“センターFW”抜け出すのは大迫勇也!(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20161109-OHT1T50018.html



 日本代表は8日、親善試合のオマーン戦(11日・カシマ)に備え、茨城・鹿嶋市内で約1時間45分の練習を行った。この日帰国したFW本田圭佑(30)=ACミラン=らも合流し、招集選手25人がそろった。バヒド・ハリルホジッチ監督(64)はオマーン戦でエースポジションのセンターFWを見極める考え。負ければ解任が決定的な最終予選サウジアラビア戦(15日・埼玉)での起用につなげる目的で、FW大迫勇也(26)=1FCケルン=ら5人のセンターFW候補がしのぎを削る。

 ハリル監督が、オマーン戦で喫緊の課題となっているセンターFW探しを実行する。これまでアジア最終予選4試合では岡崎が2試合、浅野が1試合で先発。10月11日のオーストラリア戦では、本職ではない本田を入れるなど固定しきれていない。ゴールに最も近く、サッカーで「背骨」といわれるポジションの一つ。エースを決められないのは、チームとして大きな問題となっている。

 センターFWの候補はFW岡崎、本田、大迫、浅野、久保の5人。1つのポジションに候補5人は異例の多さと言える。ハリル監督が求めるのは「点を多く取れるFW」。そこに「グラウンダーのパスが好き」というプレースタイルの条件が加わる。オランダ1部のデン・ハーグで昨季16得点を挙げた長身FWハーフナー・マイク(29)を招集しないのは、足元の処理能力から判断してのことだ。

 オマーン戦は、その4日後のサウジアラビア戦へ準備の一戦となる。「クラブで出場機会が少ない」「新戦力」を優先的に起用する方針。1FCケルンで結果を残し、1年5か月ぶりに代表復帰したFW大迫を優先的にピッチに送り出すとみられる。また、新戦力の久保、成長株の浅野にもチャンスを与える見込み。ここで結果を残せば、流動的となっているエースのポジションにグッと近づく。

 サウジアラビア戦で敗れれば、指揮官の解任は決定的。最終予選では得点力があれば好転した試合が続いており、エース出現を待ちわびているのはハリル監督にほかならない。続投したとしても、大黒柱となるFWがいなければ、その後も苦戦は目に見えている。監督就任後、4―3―3の布陣で20試合を戦い、岡崎の12回を筆頭に7人の選手を試してきたポジション。オマーン戦でその答えを見つけ出す。(内田 知宏)

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