日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月8日木曜日

◆鹿島、オークランドになめられた!敵将「浦和が勝ち上がると…」/クラブW杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161208/jle16120805030002-n1.html

前日練習でランニングする柴崎(中央)や小笠原(左端)ら鹿島イレブン。オークランドの“まさか”発言に燃えるしかない(撮影・中井誠)

 クラブチーム世界一を決める大会が、8日に開幕する。開催国枠で出場するJ1覇者の鹿島は、1回戦でオセアニア代表のオークランド(ニュージーランド)と対戦する。両チームは7日、試合会場となる横浜国際総合競技場で公式練習を実施。実は、オークランド側が予想した対戦相手は鹿島ではなかったようで…。

練習に臨む鹿島・小笠原=横浜国際総合競技場(撮影・中井誠)

 完全に想定外だった!? 開幕戦を翌日に控え、公式会見と練習に臨んだ鹿島とオークランド。鹿島の練習終了後に壇上に上がったスペイン人の敵将、トリブリエチ監督が苦笑いを浮かべた。

 「来日前は浦和や川崎の研究もしていた。実際のところ、浦和が(CSを)勝ち上がる可能性が高いと思って、重点的に警戒していたんだ」

 オークランドは11月30日に早々と来日した。今大会に向けて入念な準備を重ねていたが、来日前の“予習対象”は浦和だったとポロリ。まさかの鹿島の勝ち上がりに、指揮官は急きょ、浦和-鹿島のCS決勝第2戦(3日、埼玉)を視察したという。

 年間勝ち点3位から下克上Vを果たした鹿島にしてみれば、完全になめられた格好。自国開催の地の利はあるとはいえ、初出場の鹿島とは対照的にオークランドは最多8度目の出場となる。昨年は広島に1回戦で0-2と完敗したが、2014年大会では3位に食い込んだ。“上から目線”は鹿島イレブンが闘志を燃やすには十分だ。

 鹿島はCS決勝から中4日での日程だが、「アントラーズファン以外にも、みてもらうことができる。そこでJのチームが負けてはいけない」とDF昌子。勝ち進めば準々決勝は11日で中2日、その後も中2日、中3日の強行スケジュールとなるものの、士気は上がる一方で疲労を理由にはしない。

 オークランドの選手は他に本業を抱えるセミプロがほとんど。敵の映像を数試合分チェックし、対策を練ったMF柴崎は「序盤からアグレッシブなサッカーを展開することが大事」と猛攻を仕掛けるつもりだ。なめられてたまるか! (清水公和)

★鹿島の練習

 冒頭の15分のみ公開された練習ではMF小笠原、MF柴崎らがパス練習に取り組んだ一方、左足首に不安があるとみられるFW金崎はボールに触らなかった。石井監督は昨年の大会で3位に入った広島・森保監督に連絡を取り、調整法や選手の起用法について助言をもらうなど、準備は万端のようだ。

クラブW杯
 国際連盟(FIFA)主催のクラブチームによる世界一決定戦。2000年にブラジルで第1回大会が開催されたが、その後は資金難で中断。05年より欧州王者と南米王者が日本で対戦するトヨタ杯と統合し、各大陸王者が参加する形式となった。07年に開催国枠が採用され、現行の6大陸王者に開催国王者を加えた7チーム制となった。17年、18年大会はアラブ首長国連邦で開催される。19年以降は出場チーム数を拡大したうえで、隔年開催とする案があり、現行形式での日本開催は今大会が最後となる可能性がある。日本勢の最高成績は07年浦和、08年G大阪、15年広島の3位。

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