日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年4月1日土曜日
◆【大宮vs鹿島プレビュー】リーグ開幕後4連敗の大宮…対するは昨季王者の鹿島(サッカーキング)
■大宮アルディージャ 悪い流れの中で迎えたリーグ中断期間、渋谷洋樹監督は守備面の改善に注力
開幕4連敗を喫したチームは単独最下位に沈んでいる。このタイミングで昨シーズン王者の鹿島を迎えるのだから、簡単な試合になるはずはない。通算対戦成績は5勝7分12敗と大きく負け越しており、ホームでも4勝4分4敗と苦手としている相手だ。
救いは、泥沼状態にある中で中断期間を迎えられたこと。このタイミングで渋谷洋樹監督は守備面に注力。先発メンバーも大きく変わる見込みで、最終ラインの左に和田拓也、中盤の底にも金澤慎と横谷繁と、ボール奪取力の高い選手たちが先発に名を連ねることになりそうだ。この中断期間を経て、負傷を抱えていたキャプテンの菊地光将が戦列に戻ることができることもポジティブな要素といえる。
とはいえ、勝つためにはゴールも必要。PKでの失点を挽回できず、0-1で敗れた前節の甲府戦では注力してきたはずの攻撃面でも不甲斐ないパフォーマンスしか見られなかった。全体の重心が後ろに下がることで、必然的にボールを奪うポイントも下がることになる。だが、ムルジャや大前元気といったスペースを使うことが得意な選手にとっては、これが持ち味を出すチャンスにもなり得る。爆発力のあるマテウスや江坂任はコンディションに不安を抱えているものの、プロ2年目の黒川淳史に出場機会が巡ってくる可能性もある。下部組織出身で大きな期待を集める黒川が、どれだけJ1の舞台で通用するかは楽しみなポイントだ。
昨季王者を叩くことができれば、悪いムードを一気に払しょくできるはず。昨シーズンのような粘り強い守備、そして挑戦者の姿勢を取り戻せるかが、カギになる。(totoONE編集部)
■鹿島アントラーズ 負傷が癒えた西大伍の復帰で、右サイドの連係が活性化
鹿島は開幕のFC東京戦を落としたが、その後はリーグ戦3連勝を飾り、ACLでも2勝1敗とまずまずのスタートを切った。国際Aマッチウィークを挟み、再開されるリーグ戦でアウェイの大宮戦を迎える。中断期間では連戦からの状態回復を務めるとともに、攻守の連係向上を図ってきており、アウェイでも勝ち点3を狙いに行く準備を整えた。
まずは足の負傷でベンチスタートだった西大伍がこの試合から先発復帰する見込み。昨季終盤、完成を見た遠藤康らと織りなす右サイドの連係は、勝ち点3を目指す上で大きな上積みになるだろう。そして、序盤から得点を重ねる鈴木優磨も先発見込み。毎試合の課題ではあるが、チャンスを仕留められるかが、大宮戦でも鍵になる。巻き返す気持ちを強く持つ大宮相手に、立ち上がりから攻守に積極的に行きたいところだ。
不安な要素も多少ある。それは日本代表に招集され、2試合で不出場に終わったセンターバックコンビだ。昌子源は日本代表の練習量が「試合前になると落ちる」とコンディション維持の難しさを明かしており、出場のなかった植田直通とあわせて影響が懸念される。また、金崎夢生が足の負傷で出場が微妙な状況。カバーできるだけの戦力は整っているが、その戦力通りに試合を運べるかはまた別の問題。リーグ戦4連勝を狙い、アウェイに乗り込む。(totoONE編集部)
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170331/570125.html?cx_cat=page1
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