日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年5月31日水曜日
◆サッカー日本代表、大迫、乾もそろって全員同じメニュー消化(デイリー)
「サッカー日本代表合宿」(30日、千葉県内)
親善試合・シリア戦(6月7日・味スタ)とW杯アジア最終予選・イラク戦(同13日・テヘラン)に向けて千葉県内で合宿中のサッカー日本代表は30日午前、ランニング中心のメニューで調整を行った。
参加したのは前日と変わらず11人。29日午後が初練習で別メニューだったFW大迫も、同日午後に右足首を再び痛めたFW乾も、そろって全員で同じメニューを消化。約1時間半にわたって汗を流した。夕方から行われる午後の練習では、ボールを使ったメニューを消化する見込みだ。
https://www.daily.co.jp/soccer/2017/05/30/0010238469.shtml
◇ネイマール 原宿に 1000人以上集まる 警察車両5台が出動(スポニチ)
バルセロナのブラジル代表FWネイマールが30日、スポンサー契約しているイタリア腕時計ガガ・ミラノの原宿店(東京都渋谷区)を訪れ、1000人以上が店の前に群がり、周辺がパニック状態に陥った。
同ブランドのホームページで来店を告知していたこともあり、到着する午後7時前から店舗前の歩道は人だかりでふさがった。歩道が通行不能となり、道路に出て通行する人や、店舗反対側の歩道まで人だかりができ、警察車両5台が出動する騒ぎとなった。
この日は大相撲横綱の日馬富士も来店。ネイマール写真撮影に成功したファンは「顔ちっちゃ」と喜んでいたが、知らずに混雑に巻き込まれた人は「マジ迷惑」と口にした。ネイマールが車に乗り込む時には道路まで飛び出すファンもおり、警察官が規制していた。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/05/30/kiji/20170530s00002000249000c.html
◇原宿で“ネイマール・フィーバー” 来日姿見たさに多くの人、警察車両も出動(サッカーキング)
バルセロナに所属するブラジル代表FWネイマールが30日に来日。夕方、成田空港に降り立ったその足で、原宿にある腕時計ブランド『GaGa MILANO』のイベントに登場した。
同ブランドのイメージキャラクターを務めるネイマール。時差ボケなどや移動疲れもあるであろうにもかかわらず、笑顔を見せるなどして、ネイマールモデルの腕時計を購入したファンたちのサインなどに応じた。
一方、事前に同店舗にてネイマールがイベントに参加する旨が発表されたこともあり、店舗の外にはネイマールの姿を一目見たいと集まった人たちで黒山の人だかりに。歩道を埋め尽くすほどの人が集まったことで、警察のパトカー複数台が出動する事態になるなど、“フィーバー”ぶりを初日から見せる形となった。
https://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20170530/594528.html?cx_cat=page1
◆Jリーグワールドチャレンジ2017、キックオフ時刻とチケット販売方法発表(サッカーキング)
7月15日と22日に行われる「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」のキックオフ時刻の決定とチケットの販売方法が30日発表された。
7月15日(土)に行われる浦和レッズとドルトムントの対戦は、埼玉スタジアム2002で19:10(予定)にキックオフ。
7月22日(土)に行われる鹿島アントラーズとセビージャの対戦は、県立カシマサッカースタジアムで18:00にキックオフ。
またチケットの販売は、6月17日(土)の10:00より一般販売が開始。一般販売に先駆けて、6月3日(土)10:00よりJリーグチケット先行販売を実施。その他、鹿島アントラーズ、浦和レッズの各種会員向けの先行販売を行うことが発表された。
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170530/594413.html?cx_cat=page1
◆U-19日本代表 第45回トゥーロン国際大会2017 大会初戦は惜しくも引き分け(JFA)
第45回トゥーロン国際大会2017 vs U-20キューバ代表
2017年5月29日(月) 17:00キックオフ(現地時間) 試合時間80分(40分ハーフ)
Stade de Lattre(フランス/オーバニュー)
U-19日本代表 1-1(前半0-0、後半1-1)U-20キューバ代表
得点
55分 伊藤洋輝(U-19日本代表)
72分 失点(U-20キューバ代表)
スターティングメンバー
GK:大迫敬介
DF:三国スティビアエブス、立田悠悟、中川創、田中康介
MF:吉尾海夏、伊藤洋輝、住永翔、針谷岳晃
FW:安部裕葵、小松蓮
サブメンバー
GK:沖悠哉
DF:麻田将吾、橋岡大樹、杉山弾斗
MF:金子大毅、田中陸、佐々木匠
FW:黒川淳史、安藤瑞季
交代
HT 立田悠悟 → 麻田将吾
52分 安部裕葵 → 安藤瑞季
67分 吉尾海夏 → 田中陸
79分 住永翔 → 黒川淳史
マッチレポート
第45回トゥーロン国際大会2017が29日(月)に開幕を迎え、U-19日本代表は大会開幕戦で初出場のU-20キューバ代表と対戦しました。試合会場は、昨年大会に出場したU-23日本代表の初戦と同じく「Stade de Lattre」、湿度は約10%と乾燥しているものの、日差しが強く、気温も29℃という暑い中で試合はキックオフされました。
前半開始1分、中盤でボールを失った日本は、相手に日本の左サイドを突破されると、ゴール前へのセンタリングからヘディングで合わせられます。シュートはゴールの枠から外れたものの、浮足立った入りとなりました。その後、落ち着きを取り戻した日本は、ボールを回しながら徐々にリズムを作り出すと、5分には伊藤洋輝選手が日本最初のシュートとなるミドルシュートを放ちます。その後、試合をコントロールし始めた日本は、前線のプレスから相手陣内でボールを奪い、そこからテンポ良くパスを繋ぎ攻撃を続け、幾度となくチャンスを向かえるも、相手GKの好セーブなどに阻まれ、前半を0-0で終えます。
後半も前半同様、立ち上がりからペースを掴み先制点を狙います。48分、左サイドをオーバーラップした田中康介選手のクロスに、小松蓮選手がオーバーヘッドで合わせるもゴールとはなりません。対するキューバもカウンターから前線の選手へとロングボールを入れてきますが、日本のディフェンス陣が危なげなく対処します。
55分、三国スティビアエブス選手が右サイドから上げたクロスが一度はゴール前の相手DFに跳ね返されるも、こぼれ球を拾った伊藤選手が得意の左足で強烈なミドルシュートを決め、日本が待望の先制点を奪います。その後も、後半途中で代わって投入された安藤瑞希選手と小松選手のツートップが何度かチャンスを向かえるも、追加点は奪えず。すると72分、日本ディフェンス陣の背後へのロングボールから相手フォワードに裏へ抜けられると、キーパーとの1対1を決められ、同点とされます。
なんとか初戦で勝利したい日本は、試合終了まで勝ち越しゴールを狙い続けますが、決定的な場面を決めきれず、初戦を引き分けで終えました。
日本のグループステージ第2戦は、初戦でイングランドに0-1で敗れた、アンゴラ代表と6月1日(木)17:00(現地時間)からとなります。
監督・選手コメント
影山雅永 監督
今日の試合を振り返り、日本は確実にチャンスを決めきる、そして相手に失点したシーンの様なチャンスを与えないという大切な部分が欠けていました。試合前、選手たちには今回の様な世界の相手との試合では、体格で勝る相手のフィジカルに圧倒されないよう、普段以上に力強くタフに戦おうと伝え、選手たちは試合を通してよく戦ったと思います。しかし、日本らしく落ち着いてボールを回し試合を支配する事が出来なかったのは反省材料です。まだ試合は続きますが、一試合一試合を勝つために全力で戦い、一つの試合ごとに成長して行けるような大会にしたいと思います。
DF #6 立田悠悟 選手(清水エスパルス)
ゴールを決めるべき所で決めきれないと、今日の様な展開の試合になるんだと改めて思いました。個人的には、前半40分間だけのプレーでしたが、限られた出場時間で自分の持ち味は出せたと思います。しかし、チームの勝利に貢献出来なかった事は悔しいです。また中2日で次の試合があるので、気持ちを切り替えて勝利出来るように頑張りたいです。
ゴールを決めるべき所で決めきれないと、今日の様な展開の試合になるんだと改めて思いました。個人的には、前半40分間だけのプレーでしたが、限られた出場時間で自分の持ち味は出せたと思います。しかし、チームの勝利に貢献出来なかった事は悔しいです。また中2日で次の試合があるので、気持ちを切り替えて勝利出来るように頑張りたいです。
FW #11 小松蓮 選手(産業能率大学)
今回の遠征で初めて日本代表に選ばれ、代表のユニフォームを着て国際大会を経験出来る事をとても嬉しく思っています。その中で今日の初戦はどうしても勝ちたかったですが、勝ちきれずとても悔しいです。試合にはフル出場しましたが、決定力不足でゴールを奪えず、チームの勝利に貢献出来なかったので、残る試合ではどんな相手であろうが、自分のプレーを出して行き、ゴールでチームに貢献していきたいと思います。
FW #9 安部裕葵 選手(鹿島アントラーズ)
今日の試合では、点を取ること、そして前からの守備やチームの攻撃や守備にプラスアルファを生み出せるよう意識してプレーしました。ゴールを決めるチャンスは沢山ありましたが、決定力不足から決めきれず、とても悔しい気持ちです。チャンスを決めるのと、決められないのとでは、大きな違いなので、次戦からもフォワードとして、まずは点を取ることを強く意識してチームの勝利の為にプレーして行きたいと思います。
◆鹿島 敗退にぼう然 FW鈴木「ちょっと冷静に考えられない」(スポニチ)
ACL決勝T1回戦第2戦 鹿島2―1広州恒大 ( 2017年5月30日 カシマ )
昨年末のクラブW杯で世界を沸かせた鹿島が、アジアの戦いで姿を消した。
鹿島はホームで広州恒大(中国)に2―1で勝利したものの、アウェーゴール数の差で8強入りならず。終了の笛が鳴っても、しばらくスタジアムは静まりかえったままだった。
選手も茫然自失の表情。先発したFW鈴木は「ちょっと冷静に考えられない」と口を開いた後、「正直相手はあの1本(失点)しかなかった。いい時のうちは、それまでに点を取れている」と前線の選手として責任を痛感していた。
会見に臨んだ石井監督は、「この大会に関しては、チームの関係者、スポンサーの皆さま、ファンサポーター、全てのアントラーズに関わる人たちが期待していた。私たちスタッフや選手もACLのタイトルを獲ろうとやってきたので、ここで終わってしまうのは非常に残念。関係者の皆さまに対して申し訳ないという気持ちでいっぱいです」と言葉をつむいだ。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/05/30/kiji/20170530s00002181339000c.html
◆鹿島、鈴木も植田も消沈…「前線の選手として責任」「ふがいない」/ACL(サンスポ)
アジア・チャンピオンズリーグ決勝T1回戦第2戦(30日、鹿島2-1広州恒大、カシマ)1次リーグのホーム戦は3試合ともゴールを挙げていた鈴木は前半25分の好機にシュートが右にそれるなど、不発に終わった。「今は冷静に考えられない。前線の選手として責任を感じている」と、敗退のショックを隠し切れなかった。
戦列復帰した植田も「結果が全てなので、ふがいない」と消沈。「なくなったものは取り返せないので、残りのタイトルを全て取るように切り替えたい」と必死に前を向いた。
http://www.sanspo.com/soccer/news/20170530/jle17053022350013-n1.html
◆鹿島昌子「情けない」痛恨の守備連係ミスで8強逃す(ニッカン)
<ACL:鹿島2-1広州恒大>◇決勝トーナメント1回戦第2戦◇30日◇カシマ
鹿島アントラーズは、2-1で広州恒大(中国)に勝ったが、2戦合計2-2となり、アウェーゴールの差で8強進出を逃した。
前半28分にFWペドロ・ジュニオール(30)が右足で豪快に決めて先制。
だが、後半10分の守備の連係ミスが痛恨だった。相手スローインを頭でそらされると、ゴール前で相手FWアラン(27)にフリーでシュートを許した。ポストに当たったこぼれ球も、マークを付ききれなかったMFパウリーニョ(28)に押し込まれた。後半ロスタイムに途中出場のFW金崎夢生(28)がゴールを決めたが、あと1点及ばなかった。
DF昌子源(24)は「石井さん、選手、チームの夢が、あんなしょうもない1失点で終わった。本当に申し訳ないし、情けない。石井監督をアジアの優勝監督にしたかった」と悔やんだ。
国内19冠のチームにとって、今季はACLのタイトルを最重要視してきた。先発し、無得点に終わったFW鈴木優磨(21)は「スタメンで出た責任を感じています。借りは返すしかないんですが、今は自分の中で冷静に考えられない」と放心状態。
右太もも痛から約3週間ぶりに試合復帰したDF植田直通(22)も「結果がすべて。ふがいない」。それでも「なくなったものは取り返しがつかない。Jリーグもカップ戦もあるので、他のタイトルをすべてとる気持ちで切り替えていかないといけないと思います」と懸命に前を向いた。【鎌田直秀】
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1832380.html
◆【鹿島】ACL8強進出ならず…2―1で勝利もアウェーゴール数に泣く(報知)
◆アジア・チャンピオンズリーグ ▽決勝トーナメント1回戦第2戦 鹿島2―1広州恒大=2戦合計2―2アウェーゴール数で広州恒大が準々決勝進出=(30日・カシマスタジアム)
第1戦を敵地で広州恒大に0―1と敗れた鹿島は、ホームで第2戦を行い2―1で勝利するも、2戦合計2―2でアウェーゴール数の差により1回戦敗退となった。
前半28分にペドロ・ジュニオールのゴールで先制するも、後半10分、広州恒大のパウリーニョに同点ゴールを決められた。後半ロスタイムに金崎がゴールを決め2―1と勝ったが、今回も決勝トーナメント1回戦の壁を越えられなかった。
鹿島は、2点差以上での勝利が8強への条件だった。
鹿島は、これまでACLに7度出場し通算20勝7分け11敗。過去4度(08~11年)決勝トーナメント1回戦で敗れていた。
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170530-OHT1T50190.html
◆鹿島勝利も敗退が決定、アウェーゴール差 ACL(ニッカン)
<ACL:鹿島2-1広州恒大>◇決勝トーナメント1回戦第2戦◇30日◇カシマ
鹿島アントラーズが、ホームで広州恒大(中国)に勝利したが、アウェーで0-1で完封負けした第1戦との合計で、アウェーゴールの差で敗退が決まった。08年以来、9年ぶりの8強入りとはならなかった。
鹿島は前半28分、FWペドロ・ジュニオールのゴールで先制。しかし後半10分、同点に追いつかれ、最低でもあと2点以上が必要な苦しい展開になった。FW金崎らを中心に攻勢、終了間際に金崎のゴールで1点を奪ったが、及ばなかった。
ACLは32チームが出場し、1次リーグは全8組で総当たり(ホームアンドアウェー)で実施。各組上位2チームが決勝トーナメント(T)に進む。決勝Tもホームアンドアウェー。優勝すればクラブW杯の出場権を得る。昨季優勝は全北(韓国)。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1832298.html
◆アジアの壁厚く…世界挑戦目指した鹿島、広州パウリーニョの2戦連発弾に沈む(ゲキサカ)
[5.30 ACL決勝T1回戦第2戦 鹿島2-1広州恒大 カシマ]
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦第2戦が30日に行われた。鹿島アントラーズはホームで広州恒大(中国)と対戦し、2-1で勝利。2試合合計2-2としたが、アウェーゴールの差によりベスト16敗退が決まった。
鹿島は23日に敵地で行われた第1戦(0-1)から先発5人を変更。DF植田直通、DF西大伍、MF小笠原満男、FWペドロ・ジュニオール、FW鈴木優磨がスタメン起用され、P・ジュニオールと鈴木が2トップを組む4-4-2で臨んだ。
2008年以来9年ぶりのベスト8進出には2点差以上の勝利が必要な鹿島。開始から積極的に相手ゴールへ迫ると、前半18分にP・ジュニオールがMF土居聖真とのパス交換からPA内中央で右足のシュートに持ち込むが、相手GKにセーブされた。
前半25分にはPA手前中央の土居がヒールパスで鈴木とスイッチし、ゴールを視界にとらえた鈴木が右足でシュートを打つが、わずかにゴール右外へ。それでも鹿島は同28分にスコアを動かした。
敵陣の左側でボールを持ったP・ジュニオールが強引なドリブルで右へ持ち出すと、PA手前やや右から右足を一閃。打った瞬間に入ると分かるような無回転シュートがゴール左上に突き刺さり、先制ゴールを奪った。
2試合合計1-1とした鹿島はさらに前半41分、右サイドでMFレアンドロのパスを受けた西が右足でクロスを供給。大外からPA内中央に飛び込んだ土居が右足で合わせるも、枠をとらえられず、前半はこのまま終了した。
後半も好調のP・ジュニオールを中心に追加点を狙う鹿島だったが、広州恒大に一瞬の隙を突かれてしまう。後半10分、右サイド深くからDFワン・シャンユエンがロングスローを送り、ニアのFWガオ・リンがヘッドでそらすと、その奥で反応したFWアランが右足でシュート。右ポストに当たるが、跳ね返りをMFパウリーニョが左足で押し込み、2試合合計2-1と勝ち越しに成功した。
パウリーニョは第1戦に続き、鹿島を相手に2試合連続得点。鹿島はブラジル代表MFに許したアウェーゴールにより、さらに2点が必要な状況に追い込まれてしまった。
鹿島は後半15分にレアンドロを下げ、MF金崎夢生を投入。今大会4ゴールを挙げている鈴木が中盤の右サイドに回り、2トップを金崎とP・ジュニオールのコンビに変えて打開を図った。
2試合合計でリードした後もしたたかに追加点を狙う広州恒大。後半23分、PA手前右のパウリーニョが右足でDF昌子源の股を抜くシュートを見舞うが、グラウンダーのボールは左ポストの外側を通過していった。
鹿島は後半36分、PA内に抜け出そうとした金崎がMFジョン・ロンに後ろから倒されるが、ファウルの位置はぎりぎりPA手前右だった。同37分にキッカーのMF永木亮太が左横にパスを出し、ノーマークの土居が右足でシュート。ファーの鈴木が左足で合わせるが、ゴール右に外れ、さらにその前にオフサイドの判定となった。
その後も諦めずに猛攻を仕掛けると、後半アディショナルタイム1分にPA内中央でこぼれ球に反応した金崎が右足でシュート。ゴール右上隅に飛んだボールがクロスバーに当たりながらも決まって2試合合計2-2としたが、アウェーゴール差で広州恒大に屈した。
昨季のクラブW杯決勝ではレアル・マドリー(スペイン)と延長戦までもつれる激闘を演じた鹿島。前回は開催国枠だったため、ACL初制覇を果たし、その先にある世界の頂点を再び目指したが、アジア16強で無念の敗退となった。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?217628-217628-fl
◆金崎の得点で第2戦勝利も…鹿島はアウェイゴールに泣きACL敗退決定(サッカーキング)
2017.05.30 19:00
Kashima Stadium
鹿島アントラーズ 2 終了 1 広州恒大
AFCチャンピオンズリーグ ラウンド16第2戦が30日に行われ、鹿島アントラーズと広州恒大(中国)が対戦した。
敵地での第1戦を0-1で落としている鹿島は28分、ペドロ・ジュニオールがドリブルからミドルシュートを放つ。このシュートがネットに突き刺さり、鹿島が2試合合計1-1とし、前半を折り返す。
後半に入り55分、広州は右サイドからチャンスを作ると最後はゴール前のパウリーニョが押し込み、同点に。2試合合計2-1で勝ち越しを許してしまう。2点が必要となった鹿島は後半アディショナルタイム、途中出場の金崎夢生が1点を返すも、2-1でタイムアップ。
ホームの鹿島が2-1で勝利したものの、アウェイゴールの差でACL敗退が決定した。
【スコア】
鹿島アントラーズ 2-1(2試合合計2-2) 広州恒大
【得点者】
1-0 28分 ペドロ・ジュニオール(鹿島)
1-1 55分 パウリーニョ(広州恒大)
2-1 90+1分 金崎夢生(鹿島)
https://www.soccer-king.jp/news/japan/acl/20170530/594184.html?cx_cat=page1
◆AFCチャンピオンズリーグ2017 ラウンド16 第2戦(オフィシャル)
AFCチャンピオンズリーグ ラウンド16 第2戦
鹿島、ACLラウンド16敗退。アウェイゴール数で広州恒大に屈す。
アジアでの挑戦が終わりを告げた。AFCチャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦で広州恒大をカシマスタジアムに迎え撃った鹿島は、2点差以上での勝利が必要な大一番で28分に先制。ペドロ ジュニオールが豪快なミドルシュートを沈めた。しかし、55分に痛恨の失点を喫し、さらに2得点が必要に。必死の反撃から後半アディショナルタイムに金崎のゴールで勝ち越しに成功したものの、もう1点が届かなかった。2試合で合計2-2。アウェイゴール差でラウンド16敗退となった。
鹿島は1週間前、広州恒大とのラウンド16第1戦で0-1と完封負けを喫した。負傷者が相次ぐ苦境の中、公式戦2連敗で迎えたアウェイゲーム。公式戦で初めてセンターバックを務めた三竿健斗が奮闘し、レアンドロや金森が入った攻撃陣も可能性を示してみせた。スコアレスのまま、終盤へ突入する展開は理想的とも言えたが、75分にCKから失点。アウェイゴールを奪えずに敗れ、ホームでの逆転を期すこととなった。
鹿島に課されたミッションは、2点差以上での勝利。敗戦の翌日に帰国の途についた選手たちは、聖地でのリベンジに向けて準備を進めていく。無念の離脱を強いられたレオ シルバや遠藤、町田の思いとともに、チームは集中力と闘争心を高めていった。試合前の週末には、クラブハウスに数多くの背番号12が集結。ビッグフラッグと横断幕、大声でのチャントが選手たちを鼓舞し、石井監督は「一緒に戦って絶対に勝って突破しましょう」と呼びかけた。
試合前日、公式会見には石井監督と山本が出席。指揮官が「厳しい戦いになると思うが、良い結果を出してラウンド16を勝ち抜きたいと思う」と決意を述べれば、山本は「チーム全員で90分、強い気持ちを持って戦うことに全力を注ぎたい」と懸ける思いを明かした。
指揮官が並べた先発メンバーには4名の変更が施されていた。最終ラインに西と植田が復帰し、昌子、山本と4バックを形成する。そして前線には鈴木とペドロのコンビが指名された。その他、第1戦でビッグセーブを連発したクォン スンテがゴールマウスに立ちはだかり、ボランチは永木と小笠原のペア。2列目にはレアンドロと土居が並ぶ。そしてベンチにはGKの曽ケ端、伊東、三竿健斗、梅鉢、そして中村、金崎、金森というアタッカー陣がジョーカーとして虎視眈々と出番を窺う。
聖地を覆う漆黒の闇に、アントラーズレッドの歌声が響き渡る。逆転突破を渇望する背番号12は、情熱をピッチへと降り注ぎ続けた。選手がウォーミングアップに姿を現すまで轟いた重低音、そしてそこから一気にアップテンポへ。ともに戦う意志を示したサポーターとともに、ついに戦いの時を迎えた。
19時、ビッグマッチの火蓋が切って落とされた。立ち上がりから大一番らしい、緊迫した展開で推移していく。鹿島はなかなかボールを落ち着かせることができなかったが、昌子が重要性を語った「局面でのバトル」でしっかりと応戦。激しいボディコンタクトを繰り返し、勝利への意地を示していった。チャンスを作り出すに至らなくとも、背番号12が作り出した最高の雰囲気に乗って、選手たちは気迫に満ちたプレーを連発した。
最初の決定機は18分、左サイドから鋭いドリブルでカットインした土居がスルーパスを繰り出すと、最終ラインの背後へ抜け出したペドロがワンタッチで狙う。相手GKに阻まれてしまったが、鮮やかな連係からチャンスを作り出した。さらに25分にも左サイドから決定機。土居のドリブルからヒールパス、そこに待っていた鈴木が狙い済ましてゴール右隅へシュートを放ったものの、わずかに枠を逸れてしまった。
少しずつ得点の予感が漂い始めた聖地。そして28分、鹿島に待望の瞬間が訪れる。ペドロがハーフウェーライン付近での攻防でボールを奪い取ると、スピードを上げてドリブル突破。独力で敵陣を切り裂き、ペナルティーエリア右手前から右足を振り抜く。強烈なミドルシュートがゴール左隅へ突き刺さり、カシマスタジアムに歓喜が包まれた。1-0、2試合で合計1-1。極めて重要な意味を持つ先制点を奪い、鹿島はさらに加速した。
鹿島は32分に広州恒大のCKからピンチを迎えたが、ニアサイドからのシュートはポストを直撃し、事なきを得る。直後の33分にはレアンドロが振り向きざまのボレーシュートでゴールを脅かしたが、相手GKの正面を突いた。41分にはペナルティーエリア右手前までドリブルで進出した西のクロスに土居が飛び込んだものの、難しい体勢からのボレーシュートは枠を越えてしまった。前半は1-0。2試合の合計ではタイスコアで、残り45分にベスト8の切符を懸けることとなった。
後半立ち上がりから、鹿島は積極的に2点目を目指して攻め込んだ。47分に永木の右CKから鈴木がファーサイドでヘディングシュートを放ってゴールを脅かし、直後の48分にはまたも鈴木が左サイドから鋭いドリブルでカットイン。右足シュートは相手GKの正面を突いた。
攻勢をかけていた鹿島だったが、55分に落とし穴が待っていた。自陣左サイド深くからのロングスロー、こぼれ球がゴール前へ転がってしまう。いち早く反応したパウリーニョに押し込まれ、与えてはならないアウェイゴールを奪われてしまった。1-1、2試合での合計が1-2。鹿島が準々決勝へ進出するためには、残り35分強で2得点が必要となった。
石井監督は失点の3分後、エースの金崎をピッチへ送り出す。背番号33は両サイドに流れて起点を作ろうと腐心したが、決定機を作り出すには至らない。残り20分を切り、指揮官は小笠原に代えて健斗を投入。中盤を活性化させて反撃を期した。
残り15分、鹿島はなかなかゴールを脅かせない。82分にはペナルティーエリア右手前からのFKを永木が横へ流し、土居のシュートに鈴木が詰めたがオフサイド。89分には鈴木のポストプレーから金崎が右足で狙ったが、枠をわずかに逸れてしまった。
反撃のゴールは後半アディショナルタイム。金崎がペナルティーエリア右側から強引に突破すると、こぼれ球に反応して右足アウトサイドでループシュート。鮮やかな軌道を描き、クロスバーを叩いてゴールに吸い込まれた。あと1点、残りは2分弱。鹿島は可能性を信じて3点目を目指した。しかし、届かなかった。
2-1。2試合で合計2-2、アウェイゴール数、0-1。もう1点が届かず、ラウンド16敗退となった。失意の聖地には響いた拍手とチームコールが響いた。背番号12とともに一丸となって挑んだアジアでの冒険は、ここで終わりを迎えた。
【この試合のトピックス】
・通算5度目のACLラウンド16敗退となった。
・広州恒大とのホームゲームは通算2戦2勝となった。
・今季のACLでのホームゲームは4試合目で、全勝だった。
・植田が公式戦4試合ぶりの先発復帰を果たした。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
広州恒大:ルイス フェリペ スコラーリ
[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日の試合で、今年のACLが終わってしまった。チーム関係者、スポンサーの皆様、ファン・サポーター、アントラーズにかかわるすべての人たちが期待していた大会だった。私たちスタッフ、選手もこのACLのタイトルを獲ることを目標にやってきた。ここで終わってしまったことは、非常に残念に思う。関係者の皆様に本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいだ。
Q. 敗因は力不足か? もしくは力を出し切れなかったのか?
A. 選手がどう感じているかはわからないが、両方の面があると思う。当然、力が足りなかったところもある。私が、選手たちの力を引き出せなかったところもある。初めてACLの大会を指揮して、アウェイでの戦いにおいて、もっと経験を積んでタフに戦えないと勝ち抜けないと感じた。
Q. 1-0とリードしてトータルで追いついたが、その後のプランは?
A. 前半、非常にいい形で戦えていた。この試合は徹底的にサイドを崩す形を狙いとしていた。前半からカウンターでもいい形を作れていたので、後半も継続してやろうとハーフタイムに話した。守備でも相手を非常に制限することができていたので、後半も同じような戦いを続けていれば必ず点を取ってくれると信じていた。
Q. ACLはチームとして大きな目標だったと思うが、それを失ってどう立て直すか?
A. 「まだシーズンの途中であり、これでシーズンが終わるわけではない」と試合後、選手たちに話した。ACLを失ったショックは大きいが、これからもいろいろな大会が続く。切り替えてやらなくてはいけない。選手たちには、「非常に残念だがシーズンは終わったわけではない」と話した。
広州恒大:ルイス フェリペ スコラーリ
第1戦に続き非常に厳しい試合だった。両チームともに、非常に拮抗した力があり、ハイレベルなサッカーを展開するなかで、本当に細かい部分で勝敗が決まった。今回、アントラーズのホームということで、第1戦とはフォーメーションや戦う姿勢を変えてくると予想していた。そう簡単に勝てる相手ではなく、我々らしいサッカーができたかといえばそうではなかったが、アントラーズの戦いぶりも評価しなくてはいけない。しかし、我々の目標は達成することができた。
選手コメント
[試合後]
【山本 脩斗】
相手はセットプレーやカウンターから狙っている感じがあった。ACL優勝の目標を達成できずに悔しい。
【植田 直通】
久しぶりの試合でも全く問題はなかった。結果が全て。不甲斐ない。残りのタイトルを全て獲るつもりでやらないといけない。
【昌子 源】
何気ない声一つで解決できる失点だった。1試合目と全く同じ失点。この失点でみんなの夢だったアジアが終わったと思うと、悔しいし申し訳ない。チームとしても情けない。石井さんを優勝監督にしたかった。切り替えてリーグ優勝を目指すしかない。
【鈴木 優磨】
今は冷静に振り返ることができない。先発で出場して、非常に責任を感じている。前線の選手として、すごく責任を感じている。
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/52145
2017年5月30日火曜日
◆Jリーグ鹿島の番記者を直撃。勝ちにこだわるサッカーが「世界一になる日」(週プレNEWS)
鹿島アントラーズあるところに、この男あり。サッカー専門紙『エル・ゴラッソ』で鹿島の番記者を務める男・田中滋は10年間練習場に通い続け、ACL(アジアチヤンピオンズリーグ)で鹿島が海外勢と戦えばアウェー遠征に同行する。
2009年には『常勝ファミリー・鹿島の流儀』でクラブ哲学を世に流布させ、選手、スタッフ、サポーターから「ゲルさん」の愛称で親しまれる男は「世界一に迫った日」に何を思ったか。
柳沢敦を心の師と仰ぎ、少年時代から「モレリアII」を愛用する鹿島サポーターの週プレ編集・オギワラが、『世界一に迫った日 鹿島アントラーズ クラブW杯激闘録』を上梓した田中氏を直撃した!
* * *
―鹿島アントラーズの番記者生活10年目を迎える田中さんにとって、Jリーグ下剋上優勝、クラブW杯準優勝、天皇杯優勝を成し遂げた昨季終盤の1ヵ月はどう感じましたか?
田中 08年からほぼ毎週、鹿島に通っていますが、チームが強くなる瞬間を初めて見た気がしました。最初に見たときはJリーグ3連覇中(07~09年)の強い鹿島でしたから。
それからチームは試行錯誤しながら世代交代を目指し、浮き沈みを繰り返してきた。カップ戦は何度か優勝していますが、リーグは獲れていなかった。クラブW杯での大健闘もあり、番記者冥利(みょうり)に尽きるシーズンでした。
―レアル・マドリードに善戦し、鹿島は世界中のサッカーファンから注目を集めましたよね。
田中 いろんな人から「日本が世界で勝つためには、ああいうサッカーをすべきだよね」と言われました。「鹿島がやっていることを日本代表でもやるべきだ」と。自分も長年そういう思いで取材を続けてきたので、実際に世界最強チームであるレアル相手にその実力を示せたのは感慨深かったですね。
結束力を高めて守りつつゴールを狙い、戦う姿勢を見せていく。みんなで助け合って勝ちにこだわることが、世界と戦うためには必要だと証明されたわけですから。
―鹿島のサッカーが、日の目を見たような思いです!
田中 日本ではどうしても「攻撃的なサッカー=おもしろいサッカー」と認識されがちですが、鹿島がクラブW杯で大健闘したことでその風向きも変わってきたと思います。今のJリーグを見ていても、鹿島だけ違う土俵で戦っているような気がすごくする。おこがましいですが、鹿島はこれだけ勝っているんだから、ほかのチームはもっとマネをするべきだと思うんですよ。
―でも、マネするチームは見当たりませんよね?
田中 正確にはマネできないのかもしれません。ひとつ決定的な理由を挙げるとすれば、ほかのチームには小笠原満男がいないからでしょうね。チームとしてうまくいかない時期って、選手はみんな不安になるんです。そんなときに小笠原選手が「これでいいんだ!」と言うだけで圧倒的な説得力がある。
満男と同期の曽ヶ端選手もそう。彼らはただのベテランじゃなく、これまでに鹿島で16冠を獲得してきたレジェンド。歴史の生き証人たちが現役プレーヤーとして、若手にクラブ哲学を直伝できるのが鹿島の強さの秘訣です。そういう環境に身を置くことで、若手はおのずと「鹿島の選手」になっていきます。
―番記者として10年クラブに密着していれば、選手の成長も目の当たりにしますよね。
田中 遠藤選手とかはどんどん言うことが小笠原満男と一緒になってきているんですよ。「鹿島=小笠原満男」みたいなところがあるので「鹿島ってこういうクラブなんだよ」っていうのを態度でも言葉でも示せる小笠原満男の“直系”の選手が出てくるのは、ホッとするというか安心するというか感慨深いものがある。
内田篤人選手(シャルケ04)も早い段階から「鹿島の選手」になっていましたね。彼は「わかっている選手」だから、いつかドイツから戻ってきて鹿島のキャプテンマークを巻いてほしいです。
―「わかっている選手」?
田中 長年、取材をしていて気づいたんですが、選手のコメントって3段階くらいあるんです。最初は自分のことしか語れません。でも少し成長してくると、自分がどう動いたらチームが勝てるかを考えた発言が増えてくる。そして最終的に、チームがどう機能したら勝てるようになるかを考えた言動を見せるようになる。遠藤選手なんかはもう3段階目ですよね。「わかっている選手」がどれだけいるかが、強さにつながっていくんです。
3連覇したときはそういう選手しかいませんでした。(大岩)剛(ごう)さん、満男さん、ソガさん、本さん(本山雅志)、新井場さん(徹)、中田さん(浩二)、岩政くん(大樹)、篤人くん、青木(剛[たけし])くん。そりゃ強いはずですよ。今のチームもあの1ヵ月を経て、「わかっている選手」は確実に増えています。
―鹿島はACLグループリーグを首位で突破し、広州恒大(中国)とホーム&アウェーの2連戦(23日・広州天河体育中心、30日・カシマスタジアム)を迎えます。しかし、ACLでの過去最高成績はベスト8。クラブW杯では善戦しましたが、アジアの戦いは未知数ですよね?
田中 クラブW杯より大変だと思います。相手は鹿島対策を立てて挑んでくるはずです。クラブW杯のとき以上にチームが成長しなければACLは勝ち抜けません。でもレアルとあれだけやれたという経験が自信になっている。登山にたとえれば、エベレストに登ったってのと一緒。今までだったらリードされて諦めてた試合も、最後まで希望を持って戦えるようになったと土居選手も言っていました。
―今年こそ、『世界一になった日』を書いてほしいです!
田中 タイトルがかかった試合で120%、150%の力を出せるのが鹿島アントラーズ。それを一戦必勝でやれるかどうかですね。
―最後に、鹿島を10年取材し続けて、何かご自身に変化はありますか?
田中 どうですかね…。勝ちにこだわり、練習から一切手を抜かない鹿島の選手を毎日見てるからかわかりませんけど、他人に対する要求が厳しくなったかもしれませんね。
例えば、奥さんや子供に対して、細かいことでついつい厳しく注意してしまい、後で怒られます。家に小笠原満男みたいなのがいたら面倒くさいですよね…。まあ鹿島のせいにしてるだけで、元々の自分の性格なのかもしれないですけど(笑)。
●田中 滋(たなか・しげる)
1975年生まれ、東京都出身。上智大学文学部哲学科卒。2008年よりサッカー新聞『エル・ゴラッソ』の鹿島アントラーズ担当記者として取材を続ける。09年に初の著作となる『常勝ファミリー・鹿島の流儀』(出版芸術社)を上梓。自身のWEBマガジン『GELマガpowered byEl Golazo』を責任発行
■『世界一に迫った日 鹿島アントラーズ クラブW杯激闘録』(スクワッド 1600円+税)
鹿島アントラーズは昨年、年間勝ち点3位からチャンピオンシップを勝ち上がり、奇跡の下剋上でJリーグ優勝を成し遂げた。そのわずか2週間後には「クラブ世界一」をかけてレアル・マドリードと死闘を繰り広げ、世界中のサッカーファンの度肝を抜いた。鹿島の番記者として10年クラブに密着取材を続けてきた田中滋氏が「あの日」の舞台裏を徹底取材。どんな相手でも勝ちにいく、鹿島の伝統「ジーコスピリット」の神髄を凝縮した一冊
http://wpb.shueisha.co.jp/2017/05/29/85374/
◆【コラム】ゴールへの姿勢で代表けん引へ…エース候補・大迫の野心「今は結果が一番大事」(サッカーキング)
6月の日本代表2連戦(7日・シリア戦=東京、13日・イラク戦=テヘラン)に向け、28日から千葉県内で強化合宿をスタートさせた日本代表。初日はサプライズ招集の加藤恒平(REC・ペロエ・スタラ・ザゴラ/ブルガリア)を含む欧州組10人で始動したが、2日の29日は大迫勇也(ケルン)が合流。11人でトレーニングを行った。
午前中はボールを一切使わず走りメインの内容。午後からは初日合流組がランニング、ボールを使ったコーディネーショントレーニング、30秒間の4対1、ミニゴールを4つ使った4対4のゲームなどを1時間半にわたって消化。右足首負傷を抱えている乾貴士(エイバル)が4対1の前に全体練習を切り上げるアクシデントがあった。日本代表のメディアオフィサーが「その後も走っていたのでチーム離脱はないと思います」と説明していたが、もともと抱えていたケガだけに不安が募る。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も慎重にならざるを得ないかもしれない。
そんな傍らで、大迫は1人黙々と走りを繰り返した。最初は軽いジョギング程度だったが、徐々にスピードを上げ、最終的には強度がかなり高まった。彼にとっては2年ぶりの欧州組合宿だが「やっぱ走るなと。予想通りの練習でした」と苦笑するしかなかった。
昨年11月のオマーン戦(カシマ)で1年5カ月ぶりの代表復帰を果たして以来、大迫の評価はうなぎ上りだ。2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選の天王山とも位置づけられた3月のUAE(アラブ首長国連邦)戦(アルアイン)でも先発1トップに陣取り、今野泰幸(ガンバ大阪)の2点目につながるヘディングでの巧みな落としを見せた。だが、試合終盤に相手と接触して負傷。そのままチームを離れる羽目になった。4月はその影響でケルンでもキレを欠き、5月に入ってからは風邪で体調を崩した。そんな苦しみもあったが、今シーズンのブンデスリーガ最終節・マインツ戦で1ゴール1アシストと大爆発。リーグ戦7ゴールという渡独後最多得点でシーズンを締めることができた。
「いい流れでスムーズに来れましたけど、代表は別なんでね。やり方も雰囲気も違うし、切り替えてやりたい。今季7点って数字も正直、もっとほしかった。FWは2ケタは取らないと。今シーズンの残りは代表戦しかないので、しっかり結果を出したいですね」と大迫は得点への野心を強く押し出した。
2ケタゴールというのは、代表1トップのライバル・岡崎慎司(レスター)がマインツ時代に2年続けて残した結果。加えて代表通算50点の先輩と、5点という自分には大きな実績の違いがある。それを埋めるためにも、ここからゴールを量産していくしかない。大迫が危機感を覚えるのも当然のことだろう。
「代表で得点を増やすには、やっぱりゴール前に入る回数を増やすこと。あとはシュートの意識を普段以上に持つことですかね。それが1トップに求められると思うし、ゴールに向かっていく姿勢を出すことでチームに勢いが増すから。代表全体としてやるべきことは少しずつ整理されてきているかなと思いますけど、もっと結果がついてくれば、個人個人もっと自信を持ってプレーできる。今は結果を出すことが一番大事じゃないかな」とエースFW候補筆頭の男は自分に言い聞かせるように語っていた。
大迫はケルンで常日頃から得点のツボを心得ているフランス人FWアントニー・モデストとコンビを組んでいる。今シーズンのブンデスリーガで25ゴールを叩き出した絶対的点取屋の一挙手一投足を目の当たりにして、「あいつは得点のためにゴール前でしっかりとパワーを溜めておくってことをすごく割り切ってやる選手。全部が全部頑張るわけじゃなくて、うまくサボりつつ、ゴール前で100で行ける準備も大事。そこは頭に少し入れることも必要かな」と実感しているという。
そのモデストも最初からブレイクしていたわけではない。「彼もホッフェンハイム時代は苦労していた。何かをつかむ時は必ずきっかけがある。それをつかんだんだと思う」と岡崎もしみじみ話していたが、大迫も同じようなきっかけを見い出せばいいのだ。
前回の2014年ブラジル・ワールドカップの時は1年前の東アジアカップ(韓国)で代表入りのチャンスをつかんだ大迫だが、ロシアの1年前である今回は絶対的エースを座を確立すべき時期に来ている。若い久保裕也(ヘント)のベルギーでのゴール量産、無名だった加藤の代表抜擢といった刺激を糧に、この6月の2連戦では目覚ましい活躍を求めたい。
文=元川悦子
https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20170529/594152.html?cx_cat=page1
◆1日遅れで代表合流の大迫、充実のシーズンも「FWは2ケタ取らないと」(ゲキサカ)
1日遅れの合流となった日本代表FW大迫勇也(ケルン)はランニング中心のメニューで初日のトレーニングを終え、「やっぱり走るなと。予想どおりの練習だった」と苦笑いで振り返った。
ハリルホジッチ監督からは「走って頭を切り替えてもらう」と冗談交じりに声をかけられたというが、「自然と頭の中はイラク戦に向けてとなる。ここでコンディションを上げて、シリア戦でいい調整をして、イラク戦にトップコンディションで臨めたら」と、気持ちはすでに代表モードに入っている。
ケルンで3シーズン目を迎えた今季はリーグ戦30試合に出場し、7ゴール6アシスト。渡独後、自身最多の得点数を記録したが、「正直、もっと取りたい。FWは2ケタ取らないと」と、決して満足していない。「残りは代表戦しかない。しっかり結果を残したい」と、今度は日本代表としてゴールを決める決意だ。
2トップのケルンと、1トップの代表では役割も異なる。「ゴール前に入る回数を増やさないといけない。シュートの意識は普段以上に求められる。1トップがゴールに向かう姿勢を増やせば、チームも勢いづくと思う」。参考にするのはケルンで2トップを組むFWアントニー・モデストだ。
29歳のフランス人FWは今季のブンデスリーガで25ゴールを量産し、FWピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)の31ゴール、FWロベルト・レワンドフスキ(バイエルン)の30ゴールに次いで得点ランキング3位に入った。
「彼はすごいですよ。あの迫力は日本人にはない」と素直に感心する“相棒”について「ゴール前のためにパワーをためておくというか、割り切ってやる選手」と評した大迫。そのスタイルは日本代表で1トップを張る自分自身に生かせる部分もあるかもしれない。「全部が全部がんばるのではなく、うまくサボりつつ、ゴール前で100%で行ける準備も必要なのかな」と、ストライカーとしてよりゴールに特化したプレーを意識していくつもりだ。
(取材・文 西山紘平)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?217551-217551-fl
◆移籍後初&バースデー弾の柴崎岳にさらなるご褒美! 地元メディアが最高評価「チームの中心選手」(ゲキサカ)
[5.28 リーガ・エスパニョーラ2部 アルコルコン1-3テネリフェ]
28日のリーグ戦で移籍後初ゴールを挙げたテネリフェMF柴崎岳に対し、スペイン『エル・ドルサル』が10点満点の採点でチーム最高タイとなる9点をつけている。
テネリフェは28日に敵地で行われたリーガ・エスパニョーラ2部第40節でアルコルコンと対戦し、3-1で勝利した。先発出場した柴崎は前半10分に先制ゴールの起点になると、同31分には味方のスルーパスを受け、左足で追加点をマーク。出場10試合目で移籍後初得点を挙げるとともに、試合当日に迎えた25回目の誕生日を自ら祝った。
後半38分までプレーして3-1の快勝に貢献した柴崎に対し、スペイン『エル・ドルサル』ではFWアントニー・ロサノと並ぶチーム最高9点の高評価を与えている。また、寸評でも「インスピレーションを見せ、ブランキアスール(テネリフェのクラブカラーである青と白の意)での初ゴールを決めた。マルティ監督のサッカーにおける中心選手だ」と賛辞を送った。
3試合ぶりの白星を手にしたテネリフェは、残り2試合で昇格プレーオフ圏内の4位。次節は6月4日に行われ、ホームでDF鈴木大輔の所属するヒムナスティック・タラゴナと対戦する。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?217524-217524-fl
◆鹿島GK小泉勇人、水戸へ育成型期限付き移籍「常に全力で戦いたい」(サッカーキング)
鹿島アントラーズのGK小泉勇人が、水戸ホーリーホックへ育成型期限付き移籍で加入することが決まった。移籍期間は2017年5月30日から2018年1月31日まで。29日に両クラブが発表した。
小泉は1995年生まれの21歳。鹿島の下部組織出身で、ジュニアユースとユースを経て2014年にトップチームへ昇格した。今季で4年目を迎えるが、公式戦での出場機会は得ていない。2014年にJリーグ・アンダー22選抜の一員として明治安田生命J3リーグ1試合に出場している。
育成型期限付き移籍にあたり、小泉は鹿島に対して以下のようにメッセージを寄せている。
「このたび、水戸ホーリーホックに期限付き移籍することとなりました。このお話をいただいた時、自分の中では葛藤がありましたが、今後のサッカー人生を考えた時、一度外に出て、違う環境で成長したいと強く思いました。僕は鹿島アントラーズのホームタウンで生まれ育ち、ジュニアユースの時から約10年間お世話になっているこのクラブに、人一倍の思い入れと愛情があります。鹿島に長く在籍することが一番の幸せですが、特別なクラブにふさわしい選手となるため、日本でもトップクラスのプレーヤーに成長しなくてはなりません。水戸で日々練習に励み、サポーターの皆さんにたくましくなった姿を見せられるよう頑張ります。僕の気持ちはいつも、鹿島とともにあります」
そして加入する水戸には以下のようにメッセージを寄せている。なお、小泉の水戸での背番号は「40」に決まった。
「このたび、鹿島アントラーズより加入することとなりました小泉勇人です。今回の移籍は、本当に自分のサッカー人生をかけ、特別な思いで決断をしました。僕は茨城県出身で、鹿島と水戸を小さい頃から見てきましたし、水戸という素晴らしいクラブでプレーできることを楽しみにしています。水戸の勝利に貢献できるよう、常に全力で戦いたいと思います。サポーターの皆さん、熱い応援をお願いします」
育成型期限付き移籍は、23歳以下の日本国籍を有する選手であり、かつ移籍元クラブよりも下位のリーグに所属するクラブへの期限付き移籍に限り、登録期間外においても認められている。
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170529/593901.html?cx_cat=page1
◆広州恒大スコラリ監督「すべて計画通り」8強へ自信(ニッカン)
ブラジル代表やジュビロ磐田などを率いた広州恒大(中国)の名将ルイス・フェリペ・スコラリ監督(68)が、余裕の表情で笑った。
29日、茨城・カシマスタジアムでアジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦鹿島戦(30日、カシマ)の前日会見に出席。直前に鹿島の石井監督が逆転8強に自信を示したことを中国メディアに伝え聞くと「それでいいんじゃないですか」。チームは風邪の症状を訴える選手も発生しており「フェリペ監督もお疲れの表情では?」と問われると「私は、もともとブサイクなので」と会場を笑わせた。
23日の第1戦にホームで1-0で勝ち、0-1以外の1点差負けや、引き分けでも準々決勝進出が決まる有利な状況。「すべて計画通り。明日もアントラーズと素晴らしい試合ができると思う」と、自信の表情は石井監督以上だった。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1831752.html
◆鹿島・鈴木、“8強弾”宣言!「いいイメージがある」/ACL(サンスポ)
鹿島のFW鈴木が8強入りへ自信をのぞかせた。30日、ホームでアジア・チャンピオンズリーグで広州恒大(中国)との第2戦に臨む。クラブ初の決勝トーナメント初戦突破には勝利が絶対条件となる。1次リーグのホーム全3戦で得点を挙げている鈴木は「いいイメージがある。(得点は)いけると思う」とゴール宣言。29日は冒頭15分以降、非公開の練習を行った。 (鹿嶋市)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20170530/jle17053005010004-n1.html
◆鹿島植田直通が復帰、ACL広州恒大戦に先発出場も(ニッカン)
鹿島アントラーズは29日、茨城・鹿嶋市内でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦第2戦広州恒大戦(30日、カシマ)に向けた前日練習を行った。
冒頭15分のみ公開され、パス練習では終始笑顔も出るなど、公式戦3連敗中でも雰囲気は悪くない。10日のACL1次リーグ最終節ムアントン戦出場後から、右太もも痛で離脱していたDF植田直通(22)も復帰し、先発出場する可能性も出てきた。
第1戦をアウェーで0-1と敗れたため、8強進出へは1-0なら延長戦。90分間で決めるには2点差以上の勝利が必要だ。相手にアウェーゴールを奪われないことも大事だが、大量点へ攻撃陣の奮起が期待される。エースFW金崎夢生(28)は「頑張りま~す」と両足首痛などのケアも入念に行って大一番に臨む。今大会はホーム3戦4発のFW鈴木優磨(21)も「ACLのほうが自分の情報がJリーグほどないし、ボールウオッチャーになってくれるのでやりやすい。点をとることがFWの役目。とれればいい」と、広州恒大の守備陣を崩すイメージも描けている。
クラブは広州恒大戦にホームタウンの在住、通勤、通学者を無料招待するなど、逆転での8強進出を盛り上げる。MF土居聖真(25)は「平日なので、近場の人が来てくれれば力になる。ラウンド16(決勝トーナメント1回戦)突破は鹿島の歴史にない。新しい歴史をつくりあげるためにも頑張ります」。今季はFWではなく左MFで活躍しているが「点に絡むこと、点をとらせるというところは、もっとダイナミックにやってもいいのかなと思う」と、シュートの積極性などを求めた。【鎌田直秀】
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1831629.html
◆鹿島石井監督「2点以上とる」90分星で逆転8強だ(ニッカン)
鹿島アントラーズは29日、茨城・カシマスタジアムでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦第2戦広州恒大戦(30日、カシマ)の前日会見を行い、DF山本脩斗(31)と石井正忠監督(50)が出席した。
23日の第1戦では敵地で0-1と敗れ、ホームで1-0なら延長戦に突入。90分で8強進出を決めるには2点差以上の勝利が必要だ。
DF山本は第1戦でパスミスなどでボールを奪われてカウンターを喫してピンチを招いたことを反省し「シュートで終わって、リスクを減らさなくてはいけない。守備を常に頭に入れながら、2点とるためにチーム全員で攻撃の意識も高めないと勝てない」。石井監督も「次に勝ち上がるために、守備を意識しながら、2点以上とる準備はしてきた」と選手に信頼を寄せた。
右太もも痛で約2週間離脱していたDF植田直通(22)や、右足の張りで第1戦を欠場したDF西大伍(29)に関し「非常に状態は良いと思うので、力になってくれると思う」と先発起用を示唆した。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1831738.html
◆鹿島 石井監督 広州恒大戦は「厳しい戦いになる ラウンド16を勝ち抜きたい」(スポニチ)
広州恒大(中国)とのACL決勝トーナメント1回戦・第2戦のホーム戦に臨む鹿島は29日、鹿嶋市内で前日会見に臨んだ。23日の第1戦・アウェー戦では0―1で負けており、90分間で準々決勝進出を決めるためには2点差以上での勝利が欠かせない。石井監督は「厳しい戦いになるが、いい結果を出してラウンド16を勝ち抜きたい」と話した。
鹿島は過去に4度決勝トーナメントに進出しているが、いずれも初戦で敗退。今回が5度目の挑戦となる。第1戦はDF西が足の張り、DF植田が右太腿痛で欠場したが、ともに先発復帰が濃厚だ。指揮官は「状態はいいので、力になってくれるんじゃないか」と2人に期待を寄せた。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/05/29/kiji/20170529s00002181242000c.html
◆鹿島2点差以上勝利へバランス確認 石井監督「カウンターさせない」(スポニチ)
鹿島はクラブ初のACL決勝トーナメント初戦突破を懸け、ホームで広州恒大(中国)を迎え撃つ。
アウェー戦は0―1で負けており、90分間で決着をつけるためには2点差以上での勝利が必須。攻撃的に試合を進めたいが、前がかりになった際に悪いボールの奪われ方をすれば電光石火の速攻で一撃を食らう危険性が高い。石井監督は「カウンターをさせないためにどう攻撃するかトレーニングで意識してもらった」と今週の練習で重点的に修正した攻守のバランスの重要性を説いた。
前回はDF西が脚の張り、DF植田が右太腿痛で欠場したが、ともに先発復帰が濃厚だ。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/05/30/kiji/20170529s00002181500000c.html
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