日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年6月14日水曜日
◆大迫勇也、岩政直伝ヘッド!「良いボールが来て触るだけ」(報知)
◆2018年ロシアW杯アジア最終予選B組 イラク1―1日本(13日、イラン・テヘラン・パススタジアム)
日本代表は、イラク戦を1―1で引き分けた。前半8分、FW大迫勇也(27)=1FCケルン=がMF本田圭佑(31)=ACミラン=の右CKを頭で合わせ、先制点を挙げた。代表通算6得点目は、W杯を引き寄せる貴重なゴールとなった。
気温37・4度、湿度20%。空気が薄い標高1200メートルの環境で誰よりも頼もしかった。大迫は前半8分、本田の右CKを頭で決めた。国際Aマッチ6点目。引き分け以上でW杯出場に王手をかけられる消耗戦で、試合を優位に進められる貴重な先制点を奪った。
「トレーニングの時からやっていた形。良いボールが来て、触るだけのボールを入れてくれた」。本田が蹴る瞬間、左から右へゴール前を横切り、イラクDFのマークから逃れ、ニアサイドでタイミングよく飛んだ。日本代表では昨年11月11日のオマーン戦に続く頭での2得点目が最終予選初得点となった。
日本を代表するストライカーになるために習得した得点感覚だった。鹿島の椎本邦一スカウト担当部長は「頭を使わなくても点を取ることが出来る。ヘディングはプロの域には達していない」と鹿児島城西高時代の大迫を評していた。鹿島入団後、元日本代表DF岩政大樹(35)=東京ユナイテッド=を先生に最高到達点で打つ練習を繰り返し、ニアがゴールポイントというのも教えられた。プロ入り9年目、ドイツでも高さで勝負し、「いつも高いのとやっていますから」と屈強なイラクDFを嫌がりもしなかった。
「もう1点取ってプレッシャーをかけたかった」。前半28分、ペナルティーエリア内で相手DFに倒されるもPKの判定はなかった。ピンチを予測して最終ラインまで守備に走り、前線では体を巧みに使ったポストプレーでチャンスを作ったが、加点出来ず、残念がった。
1FCケルンで攻守に貢献度の高い主力となり、ハリル・ジャパンで先発に定着した。「1―1をポジティブに捉えて考えたい。次、勝てばいけるので。次の試合が本当に大事になる」。大一番となる8月31日のオーストラリア戦でも、エースの自信と責任を示す。
http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20170614-OHT1T50066.html
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