日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年7月11日火曜日
◆長い苦難を乗り越え復活へ…内田篤人「“お前はサムライ”と言い聞かせていた」(ゲキサカ)
シャルケに所属するDF内田篤人が、クラブ公式サイトのインタビューに応じた。
2015年6月上旬に右膝膝蓋腱の手術を受け、長期離脱していた内田は、昨年12月8日に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第6節のザルツブルク戦に出場し、実戦復帰。639日ぶりの公式戦出場を果たしていた。今年1月10日のオーステンデとの強化試合では決勝点をアシストし、シーズン後半戦から出場に期待が高まっていたが、ブンデスリーガ中断期間中に内転筋を痛め、再び離脱。結局、リーグ戦の出場がないままシーズンを終えていた。
シャルケは8日、新シーズンに向けてエアケンシュビック(ドイツ6部)との今夏初のトレーニングマッチに臨んだ。内田は後半開始から出場。これまで同クラブで104試合に出場して1得点だったが、この試合では2ゴールを記録し、勝利に貢献した。これにはインタビューアーも「FWになるのかい?」と冗談まじりに質問すると、「僕たちは新しいシステム、3-4-3のフォーメーションを試した。これだと僕は普段より攻撃的にプレーすることになるんだ。このポジションではゴールをお膳立てするか、決めないとね」と笑顔で語った。
「試合終了後も全く痛みはなかった」という内田は、現在の状況について質問が及ぶと、「身体の調子はいいよ。そのためにたくさんのことをしているからね。トレーニングの前には毎回コアトレーニングの個人メニューをしている。これがとても役に立っている」と好調の理由を明かし、競り合いについても「不安はない」という。
また、離脱していた期間を振り返り、「怪我をしているのは本当にクソだ!そのうえ2年も離脱なんて本当にクソだった。でも僕はいつも自分を信じて『ネバーギブアップ、お前はサムライだ』と言い聞かせていた」。自分を奮い立たせ、長い苦難の日々を乗り越えたようだ。
サポーターも内田の復帰を待ち望んでいた。トレーニングマッチでは内田がボールを持つたびに大声援の「ウシ」コールが送られていた。「嬉しかったし、モチベーションにもなったよ。ファンにはとても感謝しているよ!」と話し、「僕の目標はまた(本拠地の)フェルティンス・アレーナでプレーすることだ。あの雰囲気が恋しいね」。
2015年3月7日の第24節ホッフェンハイム戦以来、約2年5か月ぶりのブンデスリーガ出場に向けて大きな一歩を踏み出した内田。シャルケファンだけでなく、多くのファンが内田の完全復活を期待している。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?220763-220763-fl
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