ドイツ1部シャルケ04所属のDF内田篤人(29)が、クラブを退団することが19日、濃厚となった。ドイツ大衆紙ビルトが報じた。内田が18日に移籍仲介人の秋山佑輔氏を伴いクラブ幹部と去就について話し合い、退団が選択肢となった。既にテデスコ新監督が内田に対し、右サイドのレギュラー争いが厳しく出場機会を得るのは難しいと伝えたという。クラブとの契約は18年6月まで。これまで契約が残り1年となった段階で2度更新してきたが、今回は延長オファーを受けていなかった。
秋山氏は「シャルケに残る、残らないも含め、選手にとって何がベストか考えて数日で結論を出したい」と述べた。関係者の話では退団の場合は、ドイツ国内を最優先に、他の欧州リーグ移籍、鹿島復帰の可能性も浮上する。
内田は2010年7月にJ1鹿島からシャルケ04に加入した。日本代表でもレギュラーとして活躍し14年のブラジルW杯にも出場したが、長年右膝の負傷に悩まされた。15年の手術後の公式戦出場は16年12月の欧州リーグ1試合にとどまっている。現在は右膝も完治。7月の一時帰国の際には「昨シーズンも(練習は)できている。あとは試合だけ。いつでも試合に出られる」と語っていた。
内田がシャルケ退団へ…ドイツ移籍最優先に他の欧州各国リーグ、鹿島復帰の可能性も