J1清水エスパルスは19日に首位の鹿島と対戦(カシマ)する。17日は三保で調整。FW金子翔太(22)が“リベンジ弾”に意欲を示した。
プロとしてやられっぱなしではいられない。前回3月にホームで対戦した際は自身の1ゴール1アシストで2点リードも、残り16分で3失点して逆転負け。「どんな形で出るにしてもやるしかない。1対1で仕掛けていく場面を作れたら」と再戦へ気合を入れた。
秘策は新加入のMF増田との“ホットライン”だ。紅白戦などで元日本代表と同組になると「ボールが出てくる」と実感。長短のパスで好機を演出してくれると共に、「指示の声を出してくれるので守りやすい」と守備にも好影響があるという。
16日には増田を食事に誘い、すき焼きに舌鼓を打ちながらサッカー談議に花を咲かせた。「質問攻めにさせてもらいました」。常勝軍団・鹿島や海外、日本代表での経験談を思う存分吸収できた。
カシマスタジアムでの勝利となれば、12年10月以来5年ぶりとなる。敵地のゴールネットを揺らし、胸の奥にある「苦い思い出」を払拭する。(武藤 瑞基)
【清水】金子、鹿島戦で狙う“リベンジ弾”