ロシアW杯アジア最終予選のオーストラリア戦(31日)とサウジアラビア戦(9月5日)に向け、27日に日本代表が始動した。
6月シリーズに続いて代表入りを果たした昌子源は、当時との気持ちの面での変化について「特に変化はないですね」としながらも、こう語っている。
「国を背負って戦うことの責任感は試合に出て増した。そういうのはより一層、強く持ってやっていかないと本当に勝てない。絶対に(W杯に)行かないといけないのは使命だとも思うし、任務を果たすために強い気持ちを持って今日合流した」
ハリルジャパンの雰囲気は「いつもピリピリしている感はある」という昌子だが、「今回はみんなが重要な試合だっていうのをわかっているから、よりそういう感じはあるかなって思う」と述べた。
今シリーズで2戦のうち1試合に勝てば本大会出場が決まる状況だが、対戦相手のレベルを考えれば一筋縄ではいかないだろう。だが、昌子は言う。
「いつも以上にプレッシャーはあると思うけど、それに押し潰されるようでは選手としてダメだと。プレッシャーもポジティブに、楽しみに変えていけるぐらいのメンタルはもっと持っていたいと思う」
森重真人が負傷離脱中で招集外となっている。そのため、今回も昌子が主力CBとしてピッチに立つことが有力だ。鹿島アントラーズで成長を続け、国内最高峰の力を身につけた24歳は、重要な試合で存在感を発揮することができるだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
昌子源、W杯出場は「使命」。重圧はあっても「押し潰されるようではダメ」