◆2018年ロシアW杯アジア最終予選B組 日本2―0オーストラリア(31日、埼玉スタジアム2002)
オーストラリアの強力攻撃陣を完封した。最終予選で全試合フル出場を果たしたDF吉田は「うまく守ることができたんじゃないかと思う。中盤も大変だったと思うけど、しっかりプレスをかけられたし、相手にサッカーをやらせなかった」と胸を張った。
中心にいたのは、まだ日が浅いセンターバックコンビだ。今予選は吉田と共にF東京DF森重が主力を務めていた。だが不調に陥った森重が6月の遠征から外れ、24歳のDF昌子が抜てきされた。吉田とのコンビはまだ3試合目だったが「合宿中も(吉田)麻也君と戦術的な話を2人でしてきた」と連係を深めてきた。
後半16分に189センチFWユリッチ、25分には過去の日本戦で通算5得点を挙げているFWケーヒルが投入された。直後の26分に左サイドを突破されクロスを上げられたが、後半に許した決定機はその1度だけ。昌子は「どっちが誰をマークするか常にアイコンタクトできていた。連係は試合ごとに良くなっている」と手応えをつかんだ。W杯に向けて吉田は「おのおのがクラブで成長を続けないといけない」と気を引き締めた。(井上 信太郎)
麻也&昌子、鉄壁のコンビ3戦目「うまく守れた」