日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年6月3日日曜日

◆天地人(東奥日報)


柴崎岳


 <野辺地サッカースポーツ少年団で活躍し、今春山田中学校に入学する野辺地町の柴崎岳君(12)が、13歳以下日本代表に選ばれ、中国で行われる国際大会に出場する。柴崎君は、初の海外遠征に向け「自分の持ち味を見せたい」と闘志を燃やしている>。

 2005年4月、本紙に載った記事の一部だ。この「柴崎君」はもちろん、現在スペインリーグに所属する26歳の柴崎選手のこと。記事によると柴崎君は2人の兄の影響もあって、小学1年生からサッカーを始めた。

 ポジションはMFで、精度の高いパスが持ち味-と書かれている。まさに、今の柴崎選手の原点だろう。その後、中学3年生でU-15日本代表に選ばれた際には「日の丸を背負うという責任があるが、チャレンジしたい」と力強く語っている。

 青森山田高校で活躍、鹿島アントラーズと本契約を結んだときの会見ではこう述べている。夢は「ワールドカップ(W杯)で優勝すること。僕自身の夢でもあり国としての夢だと思う」。サッカーファンなら、うなずくせりふだ。

 その柴崎選手が、W杯日本代表に選ばれた。地元野辺地の皆さんはもちろん、たくさんの県民が沸いたことと思う。「自分の持ち味を見せたい」とかつて話した少年が、やがて日の丸を背負って、W杯という最高峰の舞台をクールに駆け回る-。その姿を思い浮かべると、今から胸が躍る。




天地人




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