二十冠 アジアの頂、世界の壁。鹿島アントラーズ激闘録 [ 田中滋 ]
関川「チャンス手中に」
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第4戦は24日、各地で行われ、E組首位の鹿島はカシマスタジアムで3位の慶南(韓国)と対戦する。キックオフは午後7時。通算成績は2勝1分け、勝ち点7。
鹿島が勝ち、同日午後9時45分キックオフのジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)-山東(中国)戦で山東が引き分け以上の場合、2試合を残して鹿島の1次リーク突破が決まる。
注目となるのはセンターバック。第3戦で犬飼が退場し、町田は累積警告により出場停止。鄭昇〓(火へんに玄)は別メニュー調整が続く。本職は高卒ルーキーの関川のみで、プロデビュー戦となる18歳は「このチャンスを手にすれば、俺のサッカー人生がこの試合から変わったと言える」と鼻息が荒い。
センターバックの相方は三竿になりそう。サイドバックに小田と安西が入れば、最終ラインの平均年齢は21歳と若い選手がそろう。小田は「若いメンバーになるが、誰が出てもアントラーズのサッカーをやらないといけない。周りの選手を信頼している」と言葉に力を込めた。
慶南との前回対戦では2点を先行され、苦しい状況から逆転勝利を収めた。金森は「相手は対人に強い。誰かが釣ったスペースを使って流動的な攻撃をしたい。先に点を取って、いい状態で試合を進める展開にできればいい」と先制ゴールを狙う。(岡田恭平)
◆ACL1次L 24日、慶南戦 鹿島、突破へ勝利狙う(茨城新聞)