学研ステイフル ねば~る君 シークレットメモ 正面 M04088
開幕まで1年を切った2020年東京五輪に向け、県などは27日、水戸市内原のイオンモール水戸内原で開幕1年前イベントを開いた。トークショーには16年リオデジャネイロ五輪体操男子団体総合で金メダルを獲得した山室光史選手(古河市出身)が参加し「五輪はほかの試合とは緊張感が全く違う特別な大会」とその魅力を語った。
記念セレモニーで大井川和彦知事は、今秋の茨城国体も含め「今年から来年にかけてスポーツで大いに茨城を盛り上げたい」とあいさつ。来場者と「1」の人文字をつくり記念撮影した。トークショーは山室選手と鹿島アントラーズCROの中田浩二さん、龍ケ崎市出身でタレントの鈴木奈々さんが登壇し、約300人が詰め掛けた。
山室選手は、試合中に負傷して銀メダルに終わった12年ロンドン五輪の経験に触れ「その後の4年間必死に頑張った。リオで優勝したら泣こうと思っていたが、本当に意識せずに泣けてきた」と当時の感動を振り返った。
体操競技の魅力については「生で見ると高さや音のすごさが分かる」と紹介。現役選手として東京大会には「何がなんでも出たい」と意欲を語った。
00年シドニー五輪日本代表の中田さんは、けがで出場できず敗退した準々決勝のPK戦を回顧。「ベンチで見ていて切なかった。最後にヒデさん(中田英寿氏)がPKをポストに当てた音は忘れられない。もっと強くなりたいと思い、(02年日韓)W杯につながった」と語った。
◆東京五輪開幕1年前トークショー 山室選手「五輪は特別」水戸(茨城新聞)