◆◆SportsGraphic Number / 2019年6月13日号
来日中のスペインの強豪バルセロナは23日、親善試合「Rakuten CUP」(埼玉)でチェルシー(イングランド)と対戦する。22日は東京・町田市立陸上競技場で記者会見と練習を行った。J1鹿島から移籍した日本代表MF安部裕葵(20)は、けがの影響で別メニュー調整。出場は微妙な状況だ。
名門の一員として“凱旋(がいせん)”のはずだった。Bチームの加入ながらトップチームに帯同したMF安部は、帰国前に負った右臀部(でんぶ)の打撲の影響で別メニュー調整。冒頭15分だけが公開された中、開始から約5分遅れてピッチに出ると、仲間から離れた所でストレッチを行った。
会見にはクロアチア代表MFラキティッチらが出席。安部について「バルサに移籍するということはとても良い選手だと思うし、加わる能力も十分あると思う」と評価。一方で、「少し内気なようにみえる、言葉の問題もあるのでは」と、言語の壁が交流の妨げになっていることを明かした。
入団が決まった際に「成長を求めて厳しい環境に行くことが自分らしさ」と語った安部。けがとコミュニケーション不足という試練を乗り越える。 (山下幸志朗)
◆バルサ、23日チェルシー戦 安部はけがの影響で出場微妙(サンスポ)