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鹿島アントラーズからバルセロナに加入した日本代表MF安部裕葵(20)について、バルセロナの第一副会長を務めるジョルディ・カルドネル氏(57)は「ボールを動かすというバルセロナの哲学に合致していると思う」と評価した。
同氏は22日、東京・アリーナ立川立飛で開催された、バルサ財団主催のソーシャル・インクルージョン(社会包摂)・フェスティバルに出席。日本メディアの取材に応じ、新加入の安部へ「チーム120年の歴史の中で初めての日本人選手。誇りに思います」と歓迎の意を示した。
また「若い日本人選手がヨーロッパで成功するチャンスを得た。後進のためにもやれることを示さなければならない」と、安部が活躍できるかどうかが、今後日本人選手の評価の基準になることも示唆。それでも「安部はスピードと確固たる技術がある。『選手が走るのではなくボールを動かす』という、ヨハン・クライフが築いたバルセロナの哲学に合致していると思う」と好印象を明かした。
ソーシャル・インクルージョン・フェスティバルは、Rakuten Cupに参加するバルセロナの日本ツアーの一環として実施。現役時代にバルセロナでプレーした元ブラジル代表DFベレッチが参加し、障害のある子どもたちやその指導者らとサッカーを楽しんだ。これまで世界59カ国で行われ、約150万人の子どもたちが参加している。日本での開催は初めて。
◆バルサ副会長、新加入の安部を評価「哲学に合致」(ニッカン)