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まぼろし~。今年再ブレイクを果たしたオネエタレントのおなじみのセリフのごとく、垣田裕暉(写真)の決勝点かと思われた勝ち越し弾はオウンゴールと記録された。
前回、岐阜と対戦した第13節。垣田は5試合ぶりにメンバー入りを果たし、終盤に途中出場。2点差を追いつかれる苦しい展開のなか、86分にゴール前に飛び込み、相手選手ともつれながら、体ごとボールを押し込んだ。「ごちゃごちゃして相手にもぶつかりながら入っていった。当たった感触はあったが、それは相手の足だったかもしれない。でも、あそこに入っていかなかったらクリアされていた。オウンゴールだけど、自分のゴールだと思っている」。普段はフォア・ザ・チームを強調する10番だが、この一言にFWとしての矜持を垣間見せた。
昨季はチームトップの9ゴールを挙げた。満を持して10番を背負うことを決意した今シーズンだったが、前半戦は苦しんだ。ベンチスタートどころかメンバー外になることも少なくなかった。柳下正明監督は「自分の強みはなにか、弱み・修正しなければいけないところは何かを知らないといけない。そこを見極めてやっていかないと、ずっと今のまま」と、垣田に自身を見つめ直すことを求めていた。
「自分の思い通りにいかないところ。去年はある程度試合に出してもらって、シュートもある程度決めた。今年は自分のプレーもうまくいかなかったし、相手も俺のプレーを研究してくる」。垣田は「どの部分で一番悩んでいた?」の問いかけに胸の内を明かす。それでも、こう続けた。「活躍したら課題が出てくるのは当たり前。その壁に当たった。それは自分の中ではよかった」。苦しみながらも一つの壁を乗り越えた垣田は第19節から連続スタメン出場を続けている。指揮官はプレーに継続性が出てきたこと、自分のことだけでなく、味方のこと、さらには相手の狙いなども考えながら頭を使ってプレーできている点に成長を見ている。
直近の3試合ではPKを含めチャンスはありながら、自身のゴールがない状況が続いている垣田。だからこそ、垣田は垣田らしくゴールを狙う。「チームのために走っていれば、ゴール前で自分のところにボールが転がってくる。決定機はある。だから決めなければいけない」。
サポーターは幻ではなく、どんだけ~な垣田のゴールを待っている。
文:村田亘(金沢担当)
明治安田生命J2リーグ 第28節
8月17日(土)18:00KO 石川西部
ツエーゲン金沢 vs FC岐阜
◆【金沢 vs 岐阜】幻のゴールから3か月。垣田裕暉が臨む再びの岐阜戦(J's GOAL)