日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年9月3日火曜日

◆「鈴木優磨は主力の1人」STVV指揮官、伊藤達哉やイ・スンウら新加入選手の印象は?(GOAL)



鈴木優磨 Yuma.Suzuki


シント=トロイデン(STVV)は今夏、期限付きで加わった選手を含めて15人の新戦力を獲得。マーク・ブライス監督は地元紙『Het Belang van Limburg』で新加入選手について話し、そのなかでFW鈴木優磨やまだ公式戦に出場していない伊藤達哉、イ・スンウらの状況にも言及した。

5人の日本人選手が所属し、一時はプレーオフ1への進出も現実的だった昨季のSTVV。だが、日本代表DF冨安健洋(ボローニャ)やMF遠藤航(シュトゥットガルト)はそれぞれ完全移籍での退団が決まり、FW鎌田大地(フランクフルト)やMF関根貴大(インゴルシュタット→浦和レッズ)はそれぞれレンタルバック、冬に加わったばかりだったFW木下康介は半年契約が満了となりノルウェーのスターベクへと向かった。

そんななか、STVVは7月に入ると、ベガルタ仙台から日本代表GKシュミット・ダニエルや鹿島アントラーズから鈴木を、8月後半にはハンブルガーSVから日本代表MF伊藤達哉を獲得。また、ベトナムのホアン・アイン・ザライFCから日本でのプレー歴を持つベトナム代表FWグエン・コン・フオンやエラス・ヴェローナからFWイ・スンウと韓国代表の有望株を加え、日本以外からもアジア人選手を確保している。

そのほかにもベルギー人を始めとし、ブラジル人やアルゼンチン人の若手など複数の新選手を迎えたSTVVだが、チーム作りはまだしばらく続くかもしれない。ブライス監督は『Het Belang van Limburg』で、まだ出場時間をほとんど得られていない新メンバーの状況に言及し、その際には鈴木や伊藤、イ・スンウやグエン・コン・フオンについても語った。

ついに現地時間8月31日に行われたジュピラーリーグ第6節オイペン戦で途中出場した鈴木だが、指揮官は「スズキは主力の1人と見る。彼はクラブの最大の買い物だ。スズキはこの1週間フルで練習に参加し、ポジティブな方向に進んでいる」とコメント。FWヨアン・ボリが移籍する可能性が伝えられるが、「私の見解ではスズキはボリの後継者ではなく、ボリと理想的なコンビを組める選手だ」と2トップの一角として考えているようだ。

また、ブライス監督は同クラブに加わってから日が浅い伊藤については「まだ最後の書類を待っているところだ」と選手登録が完了していないことを明かすと「それに金曜日の朝は病気で欠場したんだ。でもすべてが上手く進めば、彼も主力として考えていいだろう。ただ、問題はイ・スンウやイトウ、(ブラジル人FWアラン)ソウサは全員同じようなプロフィールを持っていることかな。だから新人たちが常にプレーすると期待しないでほしい」とも語った。

イ・スンウもまだ登録が完了していないと話す同監督だが、バルセロナ下部組織育ちの“韓国のメッシ”とも呼ばれるについて「まだ1度しか練習にしただけだが、魅力的な攻撃的ミッドフィールダーだ」とコメント。一方、“ベトナムのメッシ“ことグエン・コン・フォンについては「我々のベトナム人はベンチ入りを巡って戦っているよころだ。コンはもっと成長しなければいけない」と注文し、現状コンスタントに出場時間を得るのは難しいと考えるようだ。



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