日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年9月15日日曜日

◆【鹿島】守護神奮闘で天王山制した!「全員で戦う姿勢見せるため」ベンチ外敵地戦でも会場へ(報知)






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◆明治安田生命J1リーグ第26節 鹿島2―0F東京(14日・カシマ)

 2位の鹿島はF東京との首位攻防戦を2―0で制し、勝ち点差を1に縮めた。DFブエノ、MFセルジーニョがゴールを奪い、守備陣もGK権純泰(クォンスンテ)を中心とした好守で無失点。全4タイトル(リーグ戦、ACL、ルヴァン杯、天皇杯)制覇の望みをつないだ。

*  *  *

 守護神がゴールを守り抜いた。1―0の後半6分。小泉のパスミスから中央突破を許し、犬飼と三竿が相次いでかわされた。残るはGKクォンスンテのみ。絶体絶命のピンチとなったが、頭上を射抜こうとする相手の強シュートは、懸命に手を伸ばした守護神によってはじき出された。「最後まで動かず、ボールを見ることを意識しました」。その後も体を張った守りと的確なコーチングで勝利に貢献。試合終了と同時に両拳を突き上げ、喜びを爆発させた。

 開始わずか2分、CKからブエノが先制点。後半は猛攻を受けたがスンテを中心に守り抜き、セルジーニョが左足で勝負を決める追加点。大一番で伝統の勝負強さを見せ、優勝戦線に生き残った。

 前半だけで3点を献上する屈辱の敗戦となった4月14日のF東京戦(1●3・味スタ)。今季公式戦40試合で唯一の2点差以上黒星となったこの試合で、スンテはピッチではなく、スタンドの一角にいた。その5日前のACL慶南戦で相手のラフプレーで負傷しベンチ外。それでも会場に足を運んだ。

 ベンチ外選手がアウェー戦に駆けつけることは異例。外国籍選手で、34歳(当時)のベテランならなおさらだ。試合登録メンバー用のチームバスに乗ることができないため、鹿嶋市から約125キロ離れた会場に自力で駆けつけ、スタンドから仲間の奮闘を見届けていた。

 「何かサポートできることがあればと思って。けがでチームのためになれない自分がいたので。鹿島では『総力戦』『全員で戦う』と常に言われる。監督やコーチングスタッフ、チーム全員で戦うという姿勢を見せるために、あえて試合に行ったんです」。全北現代(韓国)時代を含め3度のACLを制した鹿島の精神的支柱は、その姿勢でチームコンセプトの「総力戦」を体現する。

 全4大会でタイトルの可能性を残し、過密日程を戦いながらもついに首位と1差。「優勝するためには1試合1試合の積み重ねです」と守護神。鹿島が悲願の「全冠制覇」へ、ギアを1つ上げた。(岡島 智哉)




◆【鹿島】守護神奮闘で天王山制した!「全員で戦う姿勢見せるため」ベンチ外敵地戦でも会場へ(報知)






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