【DVD】鹿島アントラーズシーズンレビュー2017 【DVD】
鹿島アントラーズは11日、大岩剛監督(47)が契約期間満了に伴い今シーズンをもって退任することを発表した。なお、同監督は天皇杯終了まで指揮を執る。
静岡県出身の大岩監督は現役時代に名古屋グランパスやジュビロ磐田でプレーし、2010シーズンに天皇杯優勝を置き土産として鹿島で引退。翌2011年からトップチームコーチに就任し、2017年6月から監督を務めていた。昨シーズンにはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇を成し遂げている。
今シーズンは、明治安田生命J1リーグを18勝9分け7敗の3位で終了。ACLでもベスト8で敗退したが、天皇杯では準決勝まで勝ち上がっており、選手時代同様に同タイトルを最後にクラブを離れる可能性を残している。
退任に際して、大岩監督は「2017年途中から監督として初めて指揮を執ることになり、ここまでともに戦ってくれた選手、スタッフ、フロント、そしていつも私たちを支えてくれるファン、サポーター、スポンサーの方々には、感謝の気持ちしかありません」とクラブ公式サイトを通じて感謝を伝えた。
続けて、「鹿島アントラーズは、タイトルを義務付けられたクラブです。その中で今年、Jリーグ、ルヴァンカップ、連覇を目指したACLを獲れなかったことは自分の力不足であり、本当に申し訳なく感じています」と謝罪し、残る戦いへの意気込みを示している。
「今シーズンはあと2試合、天皇杯のタイトルが残っています。アントラーズファミリー全員で、喜びを共有できるチャンスがあります。私の最後の仕事は、選手たちとともにその頂点に立ち、皆さんに最高の歓喜を与えること、それだけです。すべては勝利のために、一丸となって戦えるよう、最後まで後押しをしてもらえればうれしいです」