◆◆サッカーダイジェスト / 2020年3月12日号
G大阪DF昌子源(27)が、新型コロナウイルスのJリーグ実行委員会で発表された5月9日までのJ1延期を受け、鹿島戦でG大阪デビューを果たす可能性が高まった。
予定通り5月9日の再開なら、G大阪の公式戦再開初戦は5月10日の鹿島戦(パナスタ)。昌子にとってはプロ入りした2011年から8年在籍した古巣となる。情報を受けて昌子は「そっか、鹿島か」と笑顔で天を仰いだ。2月に国内復帰し、右足首の治療を進めながら再開を待っていた矢先の期間発表に「タイミングはすごい重なったなと思います」と、早速の古巣戦に縁を感じると話した。
さらに「鹿島に在籍時から思っていたことやけど、代表に入ったときもみんなから『鹿島ってやっぱり鹿島だよね』といわれて、俺らでは説明できひん部分があった。なんでそうなのかっていうので、実際に対戦したいと思っていた」。言葉にできない強さを体感する貴重な機会とも捉える。
もっとも、今はG大阪の一選手という言葉も忘れない。「ここでデビューするのが、今は一番楽しみ。G大阪の勝利のためにやるだけ」と話す背番号3は、青黒に染まるスタジアムを心待ちに準備を進める。
◆5・9再開なら古巣・鹿島戦デビュー濃厚のG大阪・昌子「そっか、鹿島か」(サンスポ)