日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年7月20日月曜日

◆スペイン王者レアルから得点を奪った4人の日本人選手。海外経験のないJリーガーも(FOOTBALLTRIBE)







先日(2020年7月17日・日本時間)行われたラ・リーガ第37節。レアル・マドリードはビジャレアルを2-1で制すと、2019/20シーズンのスペイン王者となった。

これでロス・ ガラクティコス (レアル・マドリードの愛称)は34回目のリーガタイトル獲得となり、リーガ歴代優勝回数ランキング1位の座を守っている。(2位は26回でバルセロナ)

一方で、この最強のスペイン王者クラブを相手にゴールを奪った日本人選手が存在する。今回はその4人を紹介しよう。リストには海外経験のないJリーガーもいる。


柴崎 岳

2018年FIFAワールドカップで全試合に先発し、そのゲームビジョンや素晴らしいスルーパスで世界の注目を浴びたMF柴崎岳。2019年7月14日にスペイン2部のデポルティーボ・ラ・コルーニャと4年契約を結んでいるが、その前に在籍したヘタフェ(2017-2019)では、数回レアル・マドリードと対戦している。

ただし、柴崎がロス・ ガラクティコスからゴール奪ったのはスペインではない。鹿島アントラーズ在籍時(2011-2016)のことだった。

2016年12月18日、FIFAクラブワールドカップの決勝で、鹿島はマドリードと対戦。柴崎は2得点を挙げる素晴らしいパフォーマンスを見せた。しかし試合は、クリスティアーノ・ロナウドのハットトリック (3得点)で大逆転され、4-2の敗北に終わった。

柴崎のクラブワールドカップは準優勝で終わったが、同試合で見せた活躍によって、2017年1月31日にスペイン2部のテネリフェへの移籍が決まり、世界に羽ばたくことができている。


小林 大悟

マドリードから得点を奪ったもう1人の日本人選手は、現在アメリカ2部のバーミンガム・レギオンに所属しているMF小林大悟である。彼がマドリードと対戦したのは東京ヴェルディに所属時(2001-2005)の親善試合だった。

2005年7月25日、味の素スタジアムで行われた同試合は、開始から東京Vが主導権を譲り、小林は6分に得点を挙げサポーターを湧かせた。マドリードはその後立ち直りを図るも、オフサイドトラップのミスからさらに失点。この得点を挙げたのはFWワシントンだ。

デビッド・ベッカム、ロベルト・カルロス、ジネディーヌ・ジダン、そしてブラジル代表のスーパースター、ロナウドらが出場したにもかかわらず、東京Vはマドリードに3-0の圧勝を収める結果となった。(3得点目を決めた日本人選手も以下に紹介)

その後、小林は大宮アルディージャ(2006-2009)と清水エスパルス(2011-2012)の国内チーム在籍時を除き、ノルウェー、ギリシャ、カナダ、アメリカ、と多くの海外チームでプレーしている。


山田 卓也

前述の東京V対マドリードで3得点目を挙げたのは、2017年11月に現役を引退したDF山田卓也だ。ボランチとしてもプレー経験がある。

1997年から2005年にかけて東京V(当時ヴェルディ川崎)に所属した山田は、マドリードとの親善試合では開始から72分にかけてピッチに立っていた。彼の得点が生まれたのは後半開始直後。53分コーナーキックのチャンスから山田が見事に合わせて、ヘディングを決めた。

山田は東京V、セレッソ大阪、サガン鳥栖などほとんどのキャリアを日本国内で過ごしたが、海外に羽ばたく気持ちが強かった。2011年にはアメリカ2部タンパベイのトライアウトに参加し、加入が決まっている。アメリカのクラブに残ったのは2015年までの4年間だった。


成岡 翔

ジュビロ磐田も2005年にマドリードと親善試合を行っている。しかし、磐田は東京Vと違い、圧倒的な敗北を味わうこととなった。

マドリードは試合開始と同時に磐田をアグレッシブに攻め、わずか2分でFWラウル・ゴンサレスが得点を挙げた。その後も勢いは止まらず、細かいパスワークで混乱する磐田をジワジワと崩した。

しかし、24分に数少ないチャンスを見逃さなかった選手がいる。2003年から2010年にかけて磐田に所属し、2019年に引退したMF成岡翔だった。チームメイトであった元日本代表FW前田遼一から横パスをもらい、強烈なシュートで見事な得点を決めた。

成岡は磐田以外では、アビスパ福岡、アルビレックス新潟など複数の国内チームでの実績があるが、海外経験がなく、日本代表のトップチームに選ばれた経験もない(U-17とU-20代表経験あり)。ロス・ ガラクティコス相手に得点を決めるも海外に羽ばたくことのなかった唯一の日本人選手である。


名前:Uccheddu Davide(ウッケッドゥ ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。よろしくお願いします。





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