日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2020年12月1日火曜日

◆鹿島監督、浦和との“ダービー”に4発完勝の選手を称賛 「内容と結果が伴った試合」(FOOTBALLZONE)






中3日の日程も攻守に奮闘 ザーゴ監督「強度、スピードを落とさずにできた」


 鹿島アントラーズは29日に行われたJ1リーグ第30節浦和レッズ戦に、ホームで4-0と大勝した。前節の柏レイソル戦での大敗から立て直した一戦について、ザーゴ監督は「ダービーになると自然に、選手たち自身に気持ちが入る」と、浦和戦ならではのものがあったと振り返った。

 鹿島は25日の第29節で柏に1-4で敗れていた。一方の浦和は25日に試合はなく、22日のガンバ大阪戦(1-2)以来のゲーム。インターバルの差は明らかだったが、試合開始直後からの両者の姿を見比べると、どちらが中3日のチームか分からないものだった。

 ボール際の強さ、サイドでの2対2などユニットとしての機能性など、個々の局面で優位に立ち続けた鹿島は、前半にFW上田綺世のゴールで先制すると、後半に入ってもじわじわとリードを広げて気が付けば4点差。大勝であり完勝という試合内容だった。

 柏戦との違いについて、ザーゴ監督は試合後「3連戦というところで、多少の疲労感があるなかでの試合だった。ただ、そのなかでも強度、スピードを落とさずにできた。数多くのチャンスを作り、しっかりと点を決めることができたという点では、やるべきこと、内容と結果が伴った試合になったのではないかと思う。やはり、ダービーになると自然に、選手たち自身に気持ちが入る」と振り返った。

 鹿島は1993年のJリーグ開幕から最も多くのタイトルを獲得してきたチームだが、その歴史のなかで21世紀に入ってからは浦和とタイトルを争う重要なゲームを戦ったことも少なくない。現在は廃止されているJリーグチャンピオンシップを含め、多くの場面でしのぎを削ってきた。その“オリジナル10”同士の戦いを、ザーゴ監督は「ダービーマッチ」と表現した。

 2得点の上田は、戦術的なことやプレーに対する影響は別のこととしながらも「小さい頃から下部組織にいたし、浦和とどういう関係かもちろん理解したうえでプレーしている」と話し、最終ラインで出場したDF町田浩樹も「やっぱり浦和戦ということでたくさんのサポーターにも入ってくださいましたし、もちろん浦和が相手だから負けたくないという気持ちはあった」と、1万人を超えた観客動員数にも触れつつ、浦和戦について話した。


残り2試合でも「今日と同じようなことをしなくてはいけない」





 ザーゴ監督は「今日見せた集中力や注意力、ハートの部分も含め、これを毎試合やらないといけない。今シーズンはリーグにおいては残り2試合あって、なおかつホームゲーム。この2試合でも、今日と同じようなことをしなくてはいけない」と、このゲームで見せたものを基本にすべきだと話す。

 ザーゴ監督の就任1年目である今季の鹿島は、リーグ戦2位となれば新型コロナウイルスの影響で変則開催になる天皇杯の準決勝に進出できるものの、残り2試合で2位G大阪と勝ち点差「4」と逆転は厳しい状況だ。一方の浦和も、すでに大槻毅監督の退任が発表されるなど不本意なシーズンを終えようとしている。それでも、Jリーグのなかでも伝統の一戦に数えられるカードは、選手たちのモチベーションにも大きな影響を与えたようだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



◆鹿島監督、浦和との“ダービー”に4発完勝の選手を称賛 「内容と結果が伴った試合」(FOOTBALLZONE)





Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事