優勝候補が前半3ゴールで圧倒、準々決勝に進出
第99回全国高校サッカー選手権は3日、首都圏4会場でベスト16が激突。浦和駒場スタジアムの第1試合では、優勝候補の声もある昌平(埼玉)が創成館(長崎)に3-0で快勝した。
鹿島アントラーズへ入団内定しているMF須藤直輝とMF小川優介を擁する昌平は、1回戦は苦しみながらもPK戦を制し、2日の2回戦では京都橘(京都)に2-0で快勝してきた。一方の創成館は2回戦から登場し、学法石川(福島)とのPK戦に勝利して勝ち上がった。
序盤から昌平が試合のペースを握る試合展開となり迎えた前半17分、昌平は1年生MF荒井悠汰が右サイドから中央へドリブルでカットインすると、ファーサイドへ鮮やかな左足ミドルを蹴り込んで先制に成功した。
さらに昌平は前半終了間際にリードを広げた。同39分には敵陣でボールを奪い取り、FW小見洋太のラストパスを受けた須藤が蹴り込んだ。さらに同アディショナルタイムにはセカンドボールに反応した小川が強烈なミドルを蹴り込み、鹿島内定の2人がそれぞれ今大会の初ゴールを決めて3-0とリードして折り返した。
後半に入ると創成館が前半よりも相手への圧力を強めたことで、敵陣でプレーする回数も増やしたが、決定機を作り出すところまでは至らない。このまま3-0で勝利した昌平が2年連続のベスト8進出を決め、5日の準々決勝への切符を手に入れた。
(Football ZONE web編集部)
◆昌平が2年連続の選手権8強! J1鹿島内定の須藤&小川がアベック弾、創成館に3-0快勝(FOOTBALL ZONE)