鹿島アントラーズのDF広瀬陸斗(25)が今季からチームの選手会長に就任し21日、オンラインで取材に応じた。
前任者のDF犬飼からの指名で決まったという。広瀬は「クラブ創設30周年の大事な年にオレでいいんですか? と思いましたが、拒否権がないので決まりました」とジョーク交じりで経緯を説明。「なったからには、選手の中でも、みんなから何でも言ってもらえるような存在でありたい。チームは絶対に優勝しなくてはならない。日々、いいコミュニケーションをとってチームを優勝させたい」と決意を示した。
右サイドバックは昨夏、元日本代表の内田篤人氏が引退した。内田氏から「鹿島のサイドバックで出るからには日本代表を目指してやってほしい」と思いを託された。以来、日本代表への意識が強くなった。今季の始動前は、太もものけがを予防すべく、初めて体づくりをメーンに自主トレーニングに励んだ。広瀬は「もっと早く気付けたら良かったんですけど」と苦笑しながらも「けがして、何ヶ月も離れてサッカーできないのは選手としてダメですし。もう26歳で中堅よりも上になる年なので。そういう部分から見つめ直さないと」と気を引き締めた。
◆鹿島広瀬「拒否権ないので」選手会長就任の経緯説明(ニッカン)