[3.3 ルヴァン杯A組第1節 鹿島3-0鳥栖 カシマ]
ルヴァンカップは3日、グループリーグ第1節を各地で行い、鹿島アントラーズがサガン鳥栖を3-0で破った。
ホームの鹿島はJ1開幕節の清水戦(●1-3)から先発7人を変更。GK沖悠哉、DF犬飼智也、MF三竿健斗、FWエヴェラウドのセンターラインが連続先発し、MF荒木遼太郎らを起用した。対する鳥栖は湘南戦(○1-0)から先発11人全員をチェンジ。中央大出身のDF今掛航貴とDF松本大輔、鳥栖U-18出身のMF相良竜之介といったルーキー3選手を先発起用した他、16歳のMF福井太智(2種登録)もスタメンでJデビューを果たした。
試合は早々に動いた。前半10分、鹿島は右サイドを突破した荒木が高い弾道のクロスボールを供給すると、エヴェラウドが松本に競り勝って高打点ヘッド。GK守田達弥に触れられながらもネットにねじ込み、先制に成功した。鹿島は同44分にも波状攻撃から絶好機。それでもMF白崎凌兵のシュートがDF田代雅也にブロックされると、エヴェラウドのシュートは枠に嫌われ、追加点は奪うことができずにハーフタイムを迎えた。
後半は立ち上がりに鳥栖のチャンス。福井に代わって出場したDF湯澤洋介のパスを今掛がペナルティエリア内で受けると、MF和泉竜司に倒されてPKを獲得した。だが、ここで鹿島を救ったのは若き守護神のGK沖悠哉。キッカーを務めたFW豊田陽平のキックを右への横っ飛びでセーブし、1点のリードを守った。
その後はペースを取り戻した鹿島が再び試合を優位に運び、後半11分にはMF遠藤康が守田を強襲する決定的なシュート。16分にはMF永木亮太、FW染野唯月を入れてさらに勢いを強めると、19分に左サイドの大外からカットインした和泉がクロス性のシュートをファーポスト脇に流し込み、リードを2点に広げた。
さらに鹿島は後半26分、敵陣でプレッシャーをかけてボールを奪うと、白崎のスルーパスに抜け出した染野が右足コントロールシュートで3点目。終盤にはDF杉岡大暉をセンターバックに移す4-3-3のシステムにもトライしつつ、時間を進めた。一方の鳥栖は途中出場のFW山下敬大に好機が訪れるもシュートは枠外。そのままタイムアップを迎え、鹿島が白星発信を果たした。
◆エヴェ、和泉、染野も決めた!! 鹿島がルヴァン杯開幕白星、鳥栖は16歳MF福井ら先発デビューも完敗(ゲキサカ)