◆国際親善試合 ▽U―24日本3―0U―24アルゼンチン(29日・北九州)
U―24日本代表はアルゼンチンに3―0で圧勝した。
前半45分、DF瀬古のロングフィードにFW林が抜け出し、GKとの1対1を制して先制点。「ビースト」(野獣)の愛称で親しまれる鳥栖の点取り屋がMF堂安律に代わる追加招集で巡ってきたチャンスでしっかりと結果を残した。
後半23、28分にはMF久保のCKをMF板倉が頭で合わせてダメ押し点を2発。守ってもセリエAでプレーするFWガイチらの個を組織で封じ込み、南米予選1位の金メダル候補にシュートチャンスをほとんど作らせなかった。
採点と寸評は以下の通り。
横内昭展監督【6・5】代行監督、南米予選1位の金メダル候補国にうっかり圧勝してしまう
GK谷晃生【6・5】安定感あるセーブと安心感ある飛び出し。大迫もウカウカしてられない
DF原輝綺【6・5】球際で強さ。持ち上がる場面は少なかったが、タッチライン際の肉弾戦はほぼ全勝
DF瀬古歩夢【7・0】絶妙フィードで先制点をアシスト。ペナ内でもペナ外でもブロック力が際立ち守備面での評価も上げた
DF町田浩樹【6・5】どっしり構えてサクっとボールを奪う。左利きCBの利点も随所に。序列上がるか
DF古賀太陽【6・0】2列目、3列目の躍動をどちらかと言えば放任主義の姿勢で、影ながらサポート。展開を読む能力が高い
MF板倉滉【7・5】火を噴くような豪快ドンピシャ完璧ヘッドを6分で2回も。ボランチとしても攻守のバランス感覚を発揮。CBよりボランチでは? MOM
MF田中碧【7・0】ザ・司令塔。広い視野から最良のパスコース選択。遠藤保仁が君臨していた頃の代表を思い出した
MF食野亮太郎【6・0】もう少し田中、久保に使われたかったが、ファイティングポーズは崩さずチームのためにせっせと汗をかく
MF久保建英【7・0】CKから2アシスト。厳しいマークをあざ笑うかのような芸術的な絶品プレーの数々
MF相馬勇紀【6・5】アクティブでアグレッシブな仕掛けに相手DFもイライラを通り越して困り顔。トラップには向上の余地
FW林大地【7・0】隙を突く抜け出しで追加招集からの成り上がり弾。ガイチよりダイチ。闘志は正義
FW田川亨介【5・5】後半16分IN。長所はチラ見せ程度。肩付近を気にするそぶりで途中交代
MF三好康児【5・5】後半30分IN。点差もあってか控えめなプレー。印象に残らず
MF旗手怜央【―】後半38分IN。2試合でDF、MF、FWを制覇。出場時間短く採点なし
MF三笘薫【―】後半43分IN。もう少し早く見たかったが。出場時間短く採点なし
DF中野伸哉【―】後半44分IN。17歳、U―24のピッチへ。出場時間短く採点なし
MF渡辺皓太【―】後半46分IN。田川のアクシデントで緊急出場。出場時間短く採点なし
※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ
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